...その中には田疇(でんちゅう)と...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...村落つき、田疇へ來て、足先仰ぐ...
大町桂月 「房州紀行」
...此方なる高處に立ちて松林の間に彼方なる低き田疇を望めば冬の日うらゝかに野菜の葉を照したる色彩の妙言ふべからず...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...松林田疇の眺望この邊最佳なるを見るにつけ競馬場建築の俗惡いよ/\惡む可し...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...一本の木柱(ぼくちゅう)をかついで田疇(でんちゅう)の間をうろついているのを見た人がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が件(くだん)の田疇(でんちゅう)の間を...
中里介山 「大菩薩峠」
...田疇の中の一むらの森の...
中里介山 「大菩薩峠」
...田疇(でんちゅう)の間の並木の中に身を隠してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...已(すで)にその領域に入れば田疇(でんちゅう)ことごとく治まり草莱(そうらい)甚だ辟(ひら)け溝洫(こうきょく)は深く整っている...
中島敦 「弟子」
...もと袁紹の部下だった田疇(でんちゅう)という者が立った...
吉川英治 「三国志」
...もし田疇がいなかったら...
吉川英治 「三国志」
...田疇はどうしても受けない...
吉川英治 「三国志」
...「ここは田疇にまかせて還ろう」と...
吉川英治 「三国志」
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