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饗庭篁村 「木曾道中記」
...さうして作家が自分にとつて有益であるかないかの一點からのみ批評の價値を量るのは間違つてゐると思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...砂利を量る計器を使うことに気がついた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...人を量るが如くに量らるるのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...これを量るをえざるなり」女王はこの美文を讃美したが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...これは豚の心で象の心持ちを推し量るようなものかもしれないが...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...毎週一回其體重を量ると理想的の増量であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...表面というものの厚さを量ることは出来ない相談だからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...知識・学術・文化・等々の尺度に照して量るとすれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...然るに近年に至り、色々種々に変遷し、或は社会党の如き者を現出し、或は虚無党の如き者を現出し、又国会ある国は、早晩も君主統御の権を削弱し、無智無学議員の多数に、国政の得失を任ぜんことを主張し、不得止(やむをえず)して、之を放任したるの国は、今日如何ともする事不能、内閣宰相は、何時議院の為め、進退せらるるか、自ら量る事不能、自然に、事に任すの力を弱くするに至れり、是らの理由あるが為めに、識見ある学者政治家は、皆な此弊を救護せんと汲々たり...
蜷川新 「天皇」
...薪(まき)や炭や野菜などを量るために使つて居るらしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無頼漢共を量る時には...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...いずれも等しく人間には推し量ることの出来ない幸福のために呼び出されるのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...固より量る可らざるのみならず...
福沢諭吉 「帝室論」
...布を量る前に水を遣らんと水を汲んで桶から槽(ふね)に移すに...
南方熊楠 「十二支考」
...物事をただ現在の感じで量る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今姑(しばら)く自分の欧洲に於ける浅はかな智識で推し量ると...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ところでその功績を何によって量るかという段になると...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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