...さうして作家が自分にとつて有益であるかないかの一點からのみ批評の價値を量るのは間違つてゐると思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そこで空気の目方を量るには...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の空気や地球の重さを遊び半分で量る事が出来るのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...人を量るが如くに量らるるのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...何の奇もないところに量ることのできないものがある...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...天国の神秘は量ることが出来ませんて...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...これは豚の心で象の心持ちを推し量るようなものかもしれないが...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...毎週一回其體重を量ると理想的の増量であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...知識・学術・文化・等々の尺度に照して量るとすれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わたしの底知れぬ堕落の程度を量るように...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...然るに近年に至り、色々種々に変遷し、或は社会党の如き者を現出し、或は虚無党の如き者を現出し、又国会ある国は、早晩も君主統御の権を削弱し、無智無学議員の多数に、国政の得失を任ぜんことを主張し、不得止(やむをえず)して、之を放任したるの国は、今日如何ともする事不能、内閣宰相は、何時議院の為め、進退せらるるか、自ら量る事不能、自然に、事に任すの力を弱くするに至れり、是らの理由あるが為めに、識見ある学者政治家は、皆な此弊を救護せんと汲々たり...
蜷川新 「天皇」
...白土やセメントを量る役に廻れば...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...いずれも等しく人間には推し量ることの出来ない幸福のために呼び出されるのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...恰も實物の輕重を量るが如くにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...固より量る可らざるのみならず...
福沢諭吉 「帝室論」
...米麦などの桝で量るもののことである...
柳田國男 「食料名彙」
...ところでその功績を何によって量るかという段になると...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...機械でものを量るようなわけには行かない...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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