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違星北斗 「北斗帖」
...野風呂(のぶろ)と共に出でゝ田圃(たんぼ)道を歩く...
高浜虚子 「五百句」
...清三郎、禅寺洞、より江、久女、しづの女、泊月、王城、野風呂、橙黄子等...
高浜虚子 「五百句」
...白雲のほとおこり消ゆ花の雨昭和九年四月十三日 大阪に在りしが野風呂の招きにて昨夜遅く嵐山...
高浜虚子 「五百句」
...いはほ、静子、王城、野風呂、雨城、のぶほ、千代子、比古...
高浜虚子 「五百五十句」
...――まつたく野風呂である...
種田山頭火 「行乞記」
...たゞ食べて寝るだけの人生しかない!岩を掘り下げる音の春日影・植ゑられてもう芽ぐんでゐる・明日はひらかう桜もある宿です(木賃宿)酒がやめられない木の芽草の芽・旅の法衣に蟻が一匹まッぱだかを太陽にのぞかれる(野風呂)旅やけの手のさきまで酒がめぐつた・梅干...
種田山頭火 「行乞記」
...その野風呂にはいつて貰はなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...野風呂にはひつてゐると...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...桃の葉を入れた野風呂にはひり...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...世を忍んで、しかし心のひきしまった生活がはじめられた、昼は耕地ではたらき、夜は草鞋(わらじ)をつくり繩をなった、かまどの前にも跼(かが)み、野風呂を焚いた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...どぶりと野風呂に身を沈めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...野風呂(のぶろ)の秀吉(ひでよし)一二里さきには桑名(くわな)の城が見える...
吉川英治 「神州天馬侠」
...野陣の野風呂(のぶろ)へドブリと首までつかりこんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すッかり野風呂(のぶろ)であたたまった秀吉は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...野風呂を浴びて、田舎醸(いなかづく)りの一酌(しゃく)をかたむけた後、手枕のうつらうつらに、蛙(かわず)の声を聞いていると、何もかも現世(げんぜ)のものでなくなるように忘れてしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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