...図125は野趣を帯びた茶店の外見を示している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...所謂梅林的ならずして、野趣愛すべし...
大町桂月 「久地の梅林」
...さすがに野趣なしとせず...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...昨日、隣家の店員から貰つた鶏頭を活ける、野趣横溢、日本式の鶏頭は好きだ...
種田山頭火 「行乞記」
...野趣故國のなつかしみあり...
内藤湖南 「寧樂」
...この野趣あるがゆゑであつた...
中村憲吉 「三次の鵜飼」
...何となく野趣がある...
夏目漱石 「永日小品」
...妙に野趣(やしゅ)を帯びた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...如何(いか)にも野趣を帯びた娘です...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...昔の野趣豊かな玉川の歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...即景そのままにして多少の野趣あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...女達磨(おんなだるま)も豊後(ぶんご)竹田のものは野趣があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その性情は野趣に富み奔放不拘束な点が多かった...
山本周五郎 「似而非物語」
...ホテルで樹木を植ゑたり水田を試作したりしてゐるため一種の野趣が感ぜられる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いつもの野趣の風がない...
吉川英治 「江戸三国志」
...一種の野趣と豪放な線のおもしろさはあるが...
吉川英治 「折々の記」
...それに笛やササラの音(ね)がからむ気だるい野趣(やしゅ)をおびた民楽(みんがく)だが...
吉川英治 「私本太平記」
...光悦寺から見た光悦蒔絵そのままな野趣も...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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