...・朝月まうへに草鞋はかろく・よち/\あるけるとしよりに青田風・朝月に放たれた野羊の鳴きかはし・田草とる汗やらん/\として照る・木かげ涼しくて石仏おはす(改作)・炎天の虫をとらへては命をつなぐ・一人わたり二人わたり私もわたる涼しい水・重荷おろすやよしきりのなく小豆飯と菓子とのおせつたいをいたゞいた...
種田山頭火 「其中日記」
...一匹の眞白な野羊を荒繩の手綱で曳いて驅けつてゐたが...
寺田寅彦 「伊香保」
...「野羊(やぎ)の居る風景」などもそれである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...野羊(やぎ)を引きふろしき包みを肩にしたはだしの土人の女の一群がそのあとにつづく...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...野羊(やぎ)ひげのにがい老人が展覧会を見てあるくところがあった...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...椰子(やし)の林に野羊が遊んでいる所もあった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...アフリカ式の村落に野羊がはねていたりした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...野羊(やぎ)の乳を飲み...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...苔のやうな顏を持つ小羊を連れた灰色の野羊(のひつじ)の一群に食物を與へる小さな牧場の間を縫つてうねつてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...近くで頻りに野羊(やぎ)の鳴くのが聞えていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...お茶の時に野羊の乳を持って来た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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