...彼は重患で入院している...
...重患の患者には入室制限がある...
...父親が重患になってから、家族の生活が一変した...
...重患になっても希望は持ち続けることが大切だ...
...重患の診断を受けてから、治療に取り組むことにした...
...軽症の病が重患となり...
井上円了 「おばけの正体」
...生きている資格も無い放埒病(ほうらつびょう)の重患者に過ぎないではないか...
太宰治 「父」
...無病息災を売物のようにしていた妹婿の吉田が思いがけない重患に罹って病院にはいる...
寺田寅彦 「障子の落書」
...あの時のやうな重患でもなかつたので...
徳田秋声 「のらもの」
...数年前に重患にかゝつた兄は...
徳田秋声 「町の踊り場」
...山の手線S――駅に於て昨夜S――署詰○○刑事は電車より誤って線路内に墜落し右腕及び右脚に数箇所の軽微なる裂傷を受けたるが右脚膝関接部の挫折は意外に重く全治一箇月を要する見込なれどもし発熱せばよほどの重患に立至るべしと私はその記事を読んで眼を見張った...
豊島与志雄 「微笑」
...それもいっそぐっと寝就いてしまうほどの重患なればとやかくいう暇もないが看護婦雇うほどでもない微恙(びよう)の折は医者の来診を乞う折にもその車屋にやるべき祝儀(しゅうぎ)も自身に包んで置かねばならず医者の手を洗うべき金盥(かなだらい)や手拭(てぬぐい)の用意もあらかじめ女中に命じて置かねばならぬ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...重患の病床中にあつた恭吉氏は...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...国王陛下は重患によって隠退され...
久生十蘭 「泡沫の記」
...重患者の許嫁(いいなずけ)の若い娘に附添って来ている...
堀辰雄 「菜穂子」
...相当の重患者でもない限りは施療を乞はなかつたが...
牧野信一 「剥製」
...私の曾祖父は『七夕狂歌集』を大阪の書肆に頼んで印刻させたのであつたが、重患に罹つて、製本した歌集が届かないうちに死んだので、病中の譫言(うはごと)に「もう大阪から舟が着いた筈ぢや、早う見て来い...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...この塔今もあり癩病等の重患者貴賤を問わず百余人常に参籠(さんろう)す...
南方熊楠 「十二支考」
...ひどい重患ではなかった...
宮本百合子 「或る日」
...御重患におなりあそばしたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...榛軒の歿後に重患に罹り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...如何ともなし難い重患だが...
吉川英治 「三国志」
...政府だけを責めているのは一そうこの重患を重患にするだけだと憂い出したのみである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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