...そして大元気で――すこしそのふるまいが乱暴すぎるようにも思われたこともありましたが――とにかくすばらしい上機嫌で...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...主上はとりわけ上機嫌で...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」娘は上機嫌で応接間にかへつて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...その男は上機嫌で言つた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...7.彼は上機嫌である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...お婿さんなんか厭なこつた」とちびがまだ子供々々して顏を赤く染めたのを愉快さうに見乍ら上機嫌で歸つて行つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...もう人間はどうして暮すのも一生だからのう」と伯父は全く上機嫌であった...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...八五郎はひどく上機嫌で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上機嫌でそんなことには気がつかない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...コワリョーフ少佐はいつ見ても上機嫌で...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...彼は今までと同じように、快活で、元気で、上機嫌で、足も心も軽く、そして小さな子供達に好かれていた...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...コラドッコイショと上機嫌で来って...
南方熊楠 「十二支考」
...「――よござんすね」Yは網野さんの褒め言葉に上機嫌であった...
宮本百合子 「九月の或る日」
...そして私は笑うの、上機嫌で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」真紀子は前とは変った上機嫌でにこにこしながら椅子に腰を降ろしたその途端...
横光利一 「旅愁」
...けれど藤吉郎は、誰よりも、上機嫌で、「酒は、充分にあるぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...客二人は上機嫌で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――その時は父も上機嫌で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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