...河内台長は上機嫌でもって...
海野十三 「地球盗難」
...ひどく上機嫌であった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...各自の位置を平均して取ってくれたまえ」東屋氏は上機嫌で船縁に屈み込むと...
大阪圭吉 「死の快走船」
...通尖上人はすつかり上機嫌で...
薄田泣菫 「茶話」
...わけて大観は上機嫌で立続(たてつゞ)けに盃(さかづき)を傾けてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...市街(まち)を通る人は皆上機嫌で...
薄田泣菫 「茶話」
...サモイレンコはひどく上機嫌ではあったものの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...上機嫌で、洒落を言つたり、笑つたりしてゐたのですが、飛んだ事になつたものですな...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...平次は相変らずの上機嫌で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上機嫌で寝ましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「もう一つ解らない事があるんだが――」「何んだい」平次もすつかり上機嫌です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はひどく上機嫌で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「上機嫌で、歌などを口ずさんで居りました、部屋へ引取つたのは戌刻(いつゝ)半頃」「今朝は?」「お淺が見付けて大騷ぎになつたのでございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上院議員はすっかり上機嫌で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...前肢の間に本を置いてページを舐め舐め上機嫌で読みだした...
久生十蘭 「だいこん」
...コラドッコイショと上機嫌で来って...
南方熊楠 「十二支考」
...すると上機嫌で先棒を担いでいた湊屋の若い奴が向う鉢巻で長持唄を歌い始めた...
夢野久作 「近世快人伝」
...女どもの首と一所に……」「……ハッ……」「それでも許さねば……大目付を一太刀怨め……斬って……斬って斬死にせい……ブ……武士の意気地じゃ……早よう……早ようせい」「……ハ……ハイ……」六忠之は上機嫌であった...
夢野久作 「名君忠之」
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