...『いつも 上機嫌で...
岩野泡鳴 「札幌の印象」
...「中央天文台へ」私は上機嫌で命じた...
海野十三 「空中墳墓」
...いちいち上機嫌で挨拶して林の奥に進み...
太宰治 「お伽草紙」
...いちいち上機嫌で挨拶して林の奧に進み...
太宰治 「お伽草紙」
...が彼がすこぶる上機嫌でゐることは房一の目にも見てとれた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...高木老人は酔っていて上機嫌である...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...最初からあまり家の連中を悩さなくて済むので大変工合が良い」と上機嫌で毎日猛練習をしておられた...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...「今日はどんな機嫌だった?」「いつもの上機嫌で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「もう一つ解らない事があるんだが――」「何んだい」平次もすつかり上機嫌です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はひどく上機嫌で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...会社の代表者が訪ねて来るそうだ」と上機嫌で披露した...
久生十蘭 「悪の花束」
...道益は至極上機嫌で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...アカーキイ・アカーキエウィッチははなはだ上機嫌で歩いていたがふと...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...客人たちも、みんなもう、ひどく上機嫌で、遠慮会釈もなく主人より先きに家のなかへづかづかと入りこんだものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...済みませんが……」と夫の顔色をうかがいながら切出すと新吉は上機嫌で...
水上滝太郎 「果樹」
...長安で北支那の土埃(つちほこり)をかぶって、濁った水を飲んでいた男が台州に来て中央支那の肥えた土を踏み、澄んだ水を飲むことになったので、上機嫌である...
森鴎外 「寒山拾得」
...非常な上機嫌で駅まで送ったりした態度がドウモ可怪(おか)しいと思っていたところだったのです」「成る程...
夢野久作 「戦場」
...女どもの首と一所に……」「……ハッ……」「それでも許さねば……大目付を一太刀怨め……斬って……斬って斬死にせい……ブ……武士の意気地じゃ……早よう……早ようせい」「……ハ……ハイ……」六忠之は上機嫌であった...
夢野久作 「名君忠之」
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