...救世の大本願を抱く大聖が辻説法の道場を建てると同じような重大な意味があった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...直接の被害の中にとうとう洩(も)れてしまった一つの重大なる品物があった...
海野十三 「赤外線男」
...ここで重大なる質問を発した...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...生物進化の起った原因の中のはなはだ重大なものと考えている...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...ずいぶん重大な研究に着手していたんだぜ...
太宰治 「愛と美について」
...はじめて己(じぶん)に重大な嫌疑がかかっていることを悟った...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...意識(イデオロギー)のこの重大な特色を一応捨象して...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...取り上げるべき多数の重大な基本問題を取り上げることが出来ず...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之を特別重大な風俗壊乱現象だと宣伝するわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...非常に重大な決定的な点であって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...たとえこの着眼に於て範疇の意味が重大な変化を受けていることは明らかであるとしても...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...非常に重大な必要のあることで...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...これは重大な発見の一つの手がかりになるかも知れない...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...死ぬまぎわになってそれだけの重大なことをきくのに...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...それよりももつと重大な影響――かくも容易に多数の死刑囚を出したことより生ずる重刑主義の影響が...
平出修 「逆徒」
...それはたいへん重大なポイントであった...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...さまで重大な影響をしたらしくもないようである...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...どんなにこの種の障害が読書にたずさわる者にとって重大なこと*であるかを教えるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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