...此方面から――これは人の魂と人の魂との交渉に關する、極めて重大な、極めて焦點的な視點である――異教の心と基督教の心との差別を明かにする事は俺の研究の計畫の一つであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...この重大な質問を発することについて...
海野十三 「宇宙戦隊」
...彼のためにミチミの所有になる或る重大なる秘密物品が有坂の手によって保管されていることだ...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...その間には色々重大な出来事が起っていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...十八世紀において科学のあらゆる分科に行われた革命よりもさらに重大な革命を...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...そういたしますとこの句における春の水は前二句などよりもさらにいっそう重大な位置に立っております...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...従って世論という概念は又最も大事な重大な概念だということになっている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...処が時間の問題は哲学的に最も重大な意義を有っている...
戸坂潤 「読書法」
...表面に現われていない重大なこと...
豊島与志雄 「香奠」
...読者が既に見てきたとおりの重大な理由があり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これが日本の文化に重大なる關係を持つて居るのであります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...でも男の姿のやうに思ひましたが」これは重大な發見です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし混ぜ物処理はそれを行う人たちを不正直にするだけでなく他の人たちに非常に重大な悪を起こす...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...現實の存在そのものの構造に於て既に重大な變化が成就されてゐなければならない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかしこの事は極めて重大な研究事項で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それともっと重大な点は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...重大なのはかくのごとき傑作が生まれたということであって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...重大なのはその内生であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??