...大きな食指を鍵形(かぎがた)にまげて...
有島武郎 「或る女」
...十六畳と八畳と六畳との部屋が鍵形(かぎがた)に続いていた...
有島武郎 「或る女」
...右手を鍵形に折り曲げて頭の上にさしかざし...
有島武郎 「星座」
...お前のゴムのやうな腹部の白い皮膚をメスの銀色の刄が鍵形にすつと撫でて行く...
南部修太郎 「疑惑」
...そこの鍵形になったテエブルの正面に...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...鍵形(かぎがた)になつてゐる表の庭を...
森鴎外 「大塩平八郎」
...畳は六帖と八帖が鍵形(かぎがた)につながって敷かれ...
山本周五郎 「雨あがる」
...鍵形に曲った突堤と埠頭の両側から...
横光利一 「旅愁」
...東門から北門への大通を鍵形(かぎなり)に早足で通過するに止めた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...旅客用の部屋は母屋(おもや)と鍵形(かぎがた)になつた離室(はなれ)の方で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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