...稲の殻を取り去るには木造で石を重りにした一種の踏み槌が使用される...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そこにはもう一つの知った顔が重り合うように覗いていて...
犬田卯 「錦紗」
...おそろしく持ち重りのするリュックだった...
梅崎春生 「蜆」
...」蝸牛は持ち重りのする背(せな)の家を揺ぶってみました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ひどく持ち重りがするので...
薄田泣菫 「独楽園」
...重り合う家並の彼方瓦斯タンクは煤煙の雨空に溶ける大川に架る錆びた鉄橋...
丹沢明 「千住大橋」
...包みの重りが幾キログランムかありそうな心持がする...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...病は見る見る重り...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...黒ずんだ木の欄干が水の上に重り合って見える...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...顔と顔とがごっちゃに重り合い...
豊島与志雄 「白日夢」
...持ち重りがするんでね...
永井荷風 「買出し」
...重り合つて蠢(うご)めいて居るではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...魚にとっては重りが増えるだけだから...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...脱いだ素袷で持ち重りのする寺箱と大胴巻をグルグル巻きに包んでこれを左わきに抱えこんでいる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...小さな民家が下から上へと重り合って...
柳宗悦 「全羅紀行」
...日ましに容体も重り...
吉川英治 「三国志」
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