...模様や字様のものの細々と彫っている大きな玉板であるとか、あまり風懐に富んでもいない石仏とか、いずれは考古学上にはそれぞれ由緒あるものであろうが、おかしな言い方であるが、妙に重いもの、かさばるものばかりであるといった感じだった...
上村松園 「中支遊記」
...硬いこと重いことに於て正に世界一...
海野十三 「共軛回転弾」
...この何処に置きようもない重い肉塊を抱えて...
海野十三 「蠅男」
...その時重い響が遠くに聞えるような気がした...
豊島与志雄 「微笑」
...小野さんは重い足を引き擦(ず)ってまた部屋のなかへ這入(はい)って来た...
夏目漱石 「虞美人草」
...いきなりその重い沈默を破つてしまひました...
南部修太郎 「S中尉の話」
...その困難をただ重い困難であるというて...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...重い心持が室(へや)の中に漲ります...
野村胡堂 「踊る美人像」
...重いおとがめを受けまいものでもあるまいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足が重い...
火野葦平 「花と龍」
...その扉は非常に重いので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...それは樫の重い壁がその声を出したのかとも思われた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...重い風呂敷包みを右手にかかえて...
宮本百合子 「ある回想から」
...深く重い鐘聲はこの地上のあらゆる生活の上を...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...重いと思つた空氣はいまは柔かい羽根を抱きしめるやうに...
室生犀星 「星より來れる者」
...何かぢやらぢやらいふものが這入つてゐて重いといふこと丈(だけ)は分かつてゐた...
森鴎外 「金貨」
...腕に重いばかりで少しも頭を軽くしてはくれない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一人の天才の存否は時代の趨勢よりも重い...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
