...君の友人間から醵金して見よう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...醵金をしてゐると鶴次郎が告げたのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「醵金でもしようかと思つてをつたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今後九カ村の者が月々五十円ずつ醵金して贈ろうということに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その醵金者(きょきんしゃ)の中には美穂子も雪子もしげ子もあった...
田山花袋 「田舎教師」
...町民がこぞって醵金に応じ...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...街頭や紙上でおのずから道義的感触を強要された結果の醵金のことである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...醵金行為の原因であり又結果である処の道義的感触の挑発にあるのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...単に醵金するばかりでは軍部らしくないとして...
戸坂潤 「社会時評」
...それから東京・長野・新潟・宮城・其他の府県の地方官吏も亦続々として減俸による醵金を決定したと伝えられる...
戸坂潤 「社会時評」
...その時分には有志の者が醵金(きょきん)して構内に厩(うまや)をこしらえて...
夏目漱石 「三四郎」
...集まった醵金(きょきん)は実に瑣々(ささ)たるものにすぎなかった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...結局醵金(きょきん)して重井(おもい)(変名)...
福田英子 「妾の半生涯」
...友達が醵金して拵へてくれた石塔も立派に出来た...
正岡子規 「墓」
...友達が醵金(きょきん)して拵(こしら)えてくれた石塔も立派に出来た...
正岡子規 「墓」
...里人輩感心して醵金を遣り虎残と名づけた...
南方熊楠 「十二支考」
...有醵金影刻此本之挙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同志達(どうしたち)は皆(みんな)から醵金(きよきん)した入院料(にふゐんれう)を持(も)つて...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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