...若い文人が好い加減に創作した出鱈目(でたらめ)の造語の詮索(せんさく)から句読(くとう)の末までを一々精究して際限なく気にしていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...お父さんは人が好いから...
田中貢太郎 「春心」
...」人が好いようでへんにずうずうしいところのある彼は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...」人が好いやうでへんにづう/\しいところのある彼は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...」人が好いやうでへんにづう/\しいところのある彼は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...こゝいらの人足は人が好いのね...
田山録弥 「島の唄」
...」「人が好いんだね...
徳田秋聲 「和解」
...で当人が好いと云ったら...
夏目漱石 「虞美人草」
...歌麿(うたまろ)の美人が好い色に印刷されている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それで人が好いとは云へない...
南部修太郎 「猫又先生」
...百年目の俺の代になって漸く望を遂げたのだ」「――――」「お滝姐さんは賢(かし)こいようでも人が好いから...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...二人が好い仲とは思はれないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は人が好いくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は人が好いくせに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」「人が好いてくれるなんて...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あんなに言はれても憤慨なさらないの? ……隨分人が好いわね……」彼女にはさういふ人の好い彼がいかにも焦れつたさうに見える...
堀辰雄 「巣立ち」
...いくら今度の持主が人が好いと云つたつて売つたことが解つたら……」正吉だけが酷く悸々(びくびく)としてゐた...
牧野信一 「村のストア派」
...一人が好いと仰ゃる方は手の附けようがないのですもの...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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