...そして醜怪(しゅうかい)な形をしていて魚らしくなかった...
海野十三 「海底都市」
...グッと出口の警官隊を睨みつけたその顔の醜怪さは...
海野十三 「恐怖の口笛」
...自分に向い合っている醜怪なる顔の男に呼びかけた...
海野十三 「断層顔」
...おまけに唇が四枚もある醜怪な自分の顔を触らずに済んだ...
海野十三 「俘囚」
...梟(ふくろう)の様に陰険で醜怪なものに見えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...征伐せずには置けぬ醜怪極惡無類の人間として...
太宰治 「お伽草紙」
...三十一にもなって、少しも可愛げが無くなっているのに、それでも、でれでれ甘えて、醜怪の極である...
太宰治 「善蔵を思う」
...榻の醜怪な容(さま)が眼に入(い)ると...
田中貢太郎 「黄燈」
...不潔と醜怪...
谷譲次 「踊る地平線」
...さだめて恐ろしく醜怪な化け物のように見える事であろう...
寺田寅彦 「柿の種」
...左肩下がりの醜怪な猫背の恰好になってしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしじゃありません」又六は醜怪(しゅうかい)な顔を挙げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...醜怪(しうくわい)な躄の乞食老爺でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...醜怪(しうくわい)で不氣味で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたりの悲惨醜怪さにも大分馴(な)らされているものの...
原民喜 「夏の花」
...あたりの悲惨醜怪さにも大分馴らされてゐるものの...
原民喜 「夏の花」
...何かいやな醜怪な事件が...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...危険で醜怪なその内部であり...
山川方夫 「恐怖の正体」
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