...苦しんで――〉しかも醜怪(しゅうかい)なものに変形するという犠牲まではらって...
梅崎春生 「幻化」
...その醜怪なる魚人のかたち! 僕は嘔吐(おうと)しそうになって...
海野十三 「海底都市」
...自分に向い合っている醜怪なる顔の男に呼びかけた...
海野十三 「断層顔」
...醜怪極まる、怪物の顔が、薄気味悪く、めくれて行く...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...醜怪な一寸法師は...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...家の西北の隅に、異様に醜怪の、不浄のものが、とぐろを巻いてひそんで在るようで、机に向って仕事をしていながらも、どうも、潔白の精進が、できないような不安な、うしろ髪ひかれる思いで、やりきれないのである...
太宰治 「酒ぎらい」
...笠井さんは、醜怪な、奇妙な表情を浮べて、内心、動乱の火の玉を懐いたまま、ものもわからず勘定(かんじょう)をすまし、お茶代を五円置いて、下駄をはくのも、もどかしげに、「やあ、さようなら...
太宰治 「八十八夜」
...獨り我輩の怪む所は一百餘の代議士を有する大政黨が斯くの如き醜怪なる人物をして擅まに其黨規を紊亂せしめて憂へざること是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大きくでぶでぶ太ってる俳優らの醜怪な様子...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...回向院にはこんな醜怪な大坊主の石像などはないはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...醜怪にも悪魔にも見える地蔵尊の前を過ぎて...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが廃仏棄釈の運動にまで発展して、経文を川に流したり、仏像を破棄したり、良いものも悪いものも、醜怪な偶像も、立派な芸術品も、何の鑑別もなく、砕かれ、焼かれ、流され棄てられてしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...自分の醜怪(しうくわい)な顏の方が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたりの悲惨醜怪さにも大分馴(な)らされているものの...
原民喜 「夏の花」
...醜怪な黒人どもがおおぜい立っていて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...気の毒な醜怪な化物たちのことだ」「よろしい...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...醜怪な老職工だからであった...
夢野久作 「怪夢」
...それこそまさに例のものに対する醜怪かつ言語を絶するアナロジーだと判っていたからだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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