...又実に醇篤なる信仰を有したる天下の蒼生をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自己の信仰の物質を超越せる至醇(しじゅん)なるものなることを立証すべきである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その芳醇(ほうじゅん)な香気を嗅(か)がされ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...他の一面に於ては爛漫たる大醇と...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豊醇に熟(う)れきった身体のこなしが...
火野葦平 「花と龍」
...あの痴愚の醇化はもうわたしの心には興ざめている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...トロッとこう甘いものが舌いっぱいにひろがっていったなんとも言えないその芳醇さ...
正岡容 「寄席」
...博士の胸に抱かれてゐた至醇の藝術とは相容れざること氷と炭との如くであつた...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...字(あざな)は子醇(しじゆん)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽の子は三男復(ふく)と此醇とが人と成つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...醇二十二歳の時であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頼氏では三樹三郎醇(みきさぶらうじゆん)が前年攘夷を策して幕吏の逮(およ)ぶ所となり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...從つて國民が精醇化された精神を以て之に對面するとき...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...淡々たる朴醇(ぼくじゅん)な風は...
吉川英治 「剣の四君子」
...醇風良俗の桃源があると聞きました...
吉川英治 「三国志」
...醇々(じゅんじゅん)と説きだした...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...瓶(かめ)の芳醇(ほうじゅん)を開けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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