「醇」の意味
純粋で濃厚
「醇」の例文(場面別)
- 日常会話このコーヒーは香りが醇で、とても美味しい。
- 文学・詩歌彼の詩は醇な情感に満ちており、読む者の心を打つ。
- 酒類の評価この日本酒は醇な味わいが特徴で、熟成の良さが感じられる。
小説での「醇」の使い方
...此処(ここ)ではまた酒のような芳醇(ほうじゅん)な香が私を襲った...
有島武郎 「フランセスの顔」
...この種の苦悶はかえってその人の心の醇真(じゅんしん)と信仰の霊活を語るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...日本の古典としての醇粋味(じゅんすいみ)は平安朝文学に漂(たゞよ)っているので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...Sさんから芳醇一壜頂戴...
種田山頭火 「旅日記」
...君は少しも顧慮(こりょ)する気色(けしき)も見えず醇々(じゅんじゅん)として頭の悪い事を説かれた...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...豊醇優麗(ほうじゅんゆうれい)を極めるのがモーツァルトの音楽の特色であると言ってもよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの痴愚の醇化はもうわたしの心には興ざめている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...スチェルンエルム以後の詩人は言葉の清醇と作詩の自由とを妨げられました...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...「唐宋詩醇」のようなものには一つも女の作品はいれなかったのだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山陽の子は三男復(ふく)と此醇とが人と成つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...八歳の醇(じゆん)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...よき器は周囲を醇化(じゅんか)する...
柳宗悦 「民藝四十年」
...決闘の負傷に由(よつ)て絶入(たへい)る迄の昂張(かうちやう)した最後の一幕の長台詞(ながぜりふ)を斯(か)くまで醇化して森厳(しんげん)の気に満ち...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...醇風良俗の桃源があると聞きました...
吉川英治 「三国志」
...つまりこの芳醇(ほうじゅん)ですな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...醇々(じゅんじゅん)と説きだした...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...平和で醇朴(じゅんぼく)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「あの醇朴(じゅんぼく)な老先生の風貌を思い...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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