...酷寒の中、凍えながら家に帰った...
...今年の冬は酷寒が続くそうだ...
...この地域では酷寒の日が多い...
...昨夜は酷寒で眠れなかった...
...酷寒の中、子供たちは元気に雪遊びをしていた...
...太古の暦を持たない民衆にとつては呪はしい酷寒の冬の期節...
石川三四郎 「社会的分業論」
...(栗の発育)一月の酷寒...
石川三四郎 「百姓日記」
...つまり酷暑酷寒というような自然の虐待を受けることなく...
高浜虚子 「俳句への道」
...酷寒と言えば早く春暖の候になる事を冀うのが人情であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...酷寒といえども、雪の野山を渉(わた)る壮図(そうと)もあり、大炉を燻(くゆら)して語る快味もあるのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...酷寒北海道の真夜中はおそらく零度を五...
橘外男 「生不動」
...水気を含んだ雪の次ぎに一晩の酷寒でも来ようものなら...
谷譲次 「踊る地平線」
...酷寒の季節に酷暑に遭った例がある...
寺田寅彦 「夏」
...冬の酷寒には水滴の代わりに美しい羽毛状の氷の結晶模様ができる...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...人の住めない酷寒の地域であらうとも...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...亡くなつた老母がまだ存命ちゆうの頃のことでな――戸外(そと)では酷寒(マローズ)がぴしぴしと音を立てて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...こうして急激に酷寒が襲って来た理由を知っているのは...
牧逸馬 「運命のSOS」
...酷寒益々その威を逞うし...
牧野信一 「月あかり」
...炎熱又は酷寒の道を一日に十里十五里と歩み行き...
三好十郎 「俳優への手紙」
...長い酷寒の幾月かの間死んだようであつて動かなかつたものから出てきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...忽ち零下何度の酷寒を感じ初めるので...
夢野久作 「眼を開く」
...これから酷寒の冬に向うような恐怖に近い顫(おのの)きのほうを先に抱いてしまうのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴりぴりするような酷寒の日だろうと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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