...これらの貴重な青春を捧げて快く主家のために尽してくれる店員にどうして酬いたらよいか...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...無報酬の行為です...
太宰治 「トカトントン」
...なんの報酬も考へてゐない...
太宰治 「富嶽百景」
...その自然の報酬だと思つた...
田山録弥 「島からの帰途」
...内閣は之れに酬ひんと欲して恐れ多くも詔勅の降下を奏請し奉る如き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それ以来蒼くふくれた人を見れば必ずうらなりの唐茄子を食った酬(むく)いだと思う...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...三年の知己の恩に酬(むく)いるに...
野村胡堂 「楽聖物語」
...報酬が最近二倍にされたんです...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...滝本の「星学大系」にしろ相当の報酬が得られる筈なんだから...
牧野信一 「南風譜」
...商業と農業との気永の労働と手間どる報酬と交換せざるを得なくなった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...先方からもはっきりした言葉を酬(むく)いられたいと願っていた...
水上滝太郎 「九月一日」
...摂理はこのことに酬いとして技量への完成を与えます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...それにしても少しく報酬(ほうしゅう)というものが功労に対して大き過ぎる...
柳田国男 「海上の道」
...決して奥様のお優しいお心に酬い得るもので無く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...必ず重き恩賞をもって酬ゆるであろうぞ」と...
吉川英治 「三国志」
...宮方の軍勢がこれへの」「わはははは」能登は鮪(まぐろ)の血あいみたいな唇を反らして帝に酬(むく)いた...
吉川英治 「私本太平記」
...四十余年の臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の酬(むく)わるる時節は来れりと...
吉川英治 「新書太閤記」
...と冷酬(れいしゅう)して答えざるように思われた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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