...これに応酬(おうしゅう)するかのように...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...これは言うまでもないことですが烏啼は家内へ三日間の報酬として額面六千円の小切手を寄越しましたよ...
海野十三 「奇賊は支払う」
...彼は常談に応酬するすべを知らないのだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...人は勞をすれば報酬を受けるのが權利であるけれども...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...せっかくながらそれほど貧しくては芸道の上達も覚束(おぼつか)ないもちろん事と品によっては無報酬(むほうしゅう)にて教えてやらぬものでもないがそれは行く末に望みもあり万人に才を惜(お)しまれるような麒麟児(きりんじ)に限ったこと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...以て前年の使に酬い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...饒舌りちらしながら五六杯応酬をして...
豊島与志雄 「別れの辞」
...豚を盗った酬(むくい)さ...
中島敦 「光と風と夢」
...献酬(けんしゅう)というものは全くなかった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...中野君とその細君の好意に酬(むく)いんとするのである...
夏目漱石 「野分」
...故人の意に酬(むく)いたと云うから...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...」「いとしいジエィンの愛が私には一番の報酬だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...誰か本當の慈善家が、私に出來るやうな仕事を見つけさせて下すつて、その報酬で、唯かつ/\食べるだけでもいゝ、暮して行ければと思つてゐるのでございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何の酬ゆるところもなく離れて行かなければならぬのが濟まなく佗しい...
水野仙子 「響」
...酬いとしてそれらの作をいや美しくする...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼はそれに対してトンボや綱渡りを酬(むく)いて見せるだけだった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...父の日常の動作に「報酬のため」或いは「生活費のため」という影のさしたことをかつて見たことがない...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...――あるいは彼が五分をも要しない簡単な揮毫(きごう)のために少なからぬ報酬を要求することは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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