...妹御が家来を連れてきた...
...彼女は妹御様のような存在だ...
...妹御に相談してみたらどうかな...
...あの店の女将さんはまるで妹御のようだ...
...この映画で主人公が妹御と言われている人物を演じている...
...お妹御(いもうとご)にもどうか着物のお礼をくれぐれもよろしく」少し泣き声になってそういいながら...
有島武郎 「或る女」
...お従妹御(いとこご)さんのお名前は」と岡に尋ねた...
有島武郎 「或る女」
...」「…………」「英吉君の御妹御...
泉鏡花 「婦系図」
...若くしてこの世を早くした妹御(ご)のためにも何かと由縁(ゆかり)があるよう感じまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...妹御(いもうとご)のお綾さんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...竜之介氏と妹御のお綾さんとの母親になる方は...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...せめて妹御のおんなげきをさっしておあげなされたら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...そなたはそうけんいんさまの妹御であらせられるし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...こちらの、妹御さん……...
豊島与志雄 「操守」
...小太郎は、義観が、猿だと信じているのへ、押返して聞くのは、悪いような気もしたが「いいえ――老師は、馬鹿と、一喝なされましたが」小太郎は、義観の眼を、下から、じっと凝視めながら「猿ではござりませぬ」「猿みたいなものじゃ、猿ではないが――」「忍びよる気配には殺気がござりました」「感じたか」「害心無きものの近づく音とはちがっておりました」「のう、妹御」と、義観は、綱手の正面から「昨夜、遅くに、小太郎を殺そうと、忍んで来た者がいた...
直木三十五 「南国太平記」
...あなたは机竜之助殿のお妹御でもござるか……」といってお松の顔をながめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...――妹御、萩野様は、諫(いさ)め兼ねて、斬られて死のうとしたぞ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――妹御、萩野樣は、諫(いさ)め兼ねて、斬られて死なうとしたぞ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたしも妹御(ご)だと知ったあとゆえ驚きはしなかったが...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...お妹御(いもとご)さんおひとりですか?」ともいった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...その妹御様の美紅姫こそ...
夢野久作 「白髪小僧」
...「先生の妹御さまだ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...定子の妹御匣殿(みくしげどの)から「局(つぼね)に一人はなどてあるぞ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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