...酒瓶の尾栓を抜いたら、口に含んで香りを楽しんだ...
...四 清らかな酒瓶を置いて神を祭り行旅の無事を祈る...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ポケットには酒瓶があるし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...おしげは折箱と酒瓶とを片附けて...
豊島与志雄 「死の前後」
...酒瓶(さけびん)の栓(せん)を抜く音が聞えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...支那ばかりでなく世界各地のさまざまな高価な酒瓶を...
豊島与志雄 「立札」
...酒瓶(さかびん)やコップやトランプの札などがちらかっていて...
豊島与志雄 「街の少年」
...落ち着いた人が酒瓶(しゅへい)の役に選ばれてあったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...酒瓶(しゅへい)を持って勧める人も皆さっぱりとしたふうをしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...是で酒瓶(さかがめ)から直接に濁醪(どぶろく)なり稗酒(ひえざけ)なりを掬(く)んで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...同時に椅子に腰をかけたまま左手をズーッと白くさし伸ばして背後の書物棚から青い液体を充(み)たした酒瓶とグラスを取出した...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...それから最後には、場内の正面に持ち出された白い卓子(テーブル)の上に、贅沢なサモワルや、酒瓶や、湯気の立つ露西亜料理を並べたのを、夜会服シルク・ハットの座員が取り巻いて椅子に就いて食事を初める...
夢野久作 「暗黒公使」
...驢(ろ)に二箇の酒瓶(さかがめ)を結びつけてくる者があった...
吉川英治 「三国志」
...酒瓶(さけがめ)をおろして...
吉川英治 「私本太平記」
...宝鈴(ほうれい)はみんな武士の酒瓶(ちろり)に化けてしまったという...
吉川英治 「私本太平記」
...洗濯女や一杯売りの酒瓶屋(さかがめや)も集(つど)い...
吉川英治 「新書太閤記」
...一杯飲め」二素焼の酒瓶(さけがめ)と...
吉川英治 「親鸞」
...祝いの酒瓶をあけ...
吉川英治 「平の将門」
...酒瓶(ちろり)のくびを抓(つま)んだ...
吉川英治 「無宿人国記」
便利!手書き漢字入力検索