...「私みたいな酒呑みは...
太宰治 「新樹の言葉」
...叔父は、軍人で、酒呑みで、毎晩、五、六人の酒客がある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...大酒呑みで手が早くて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大酒呑みで手が早くて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大酒呑みで嘘つきで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――酒呑みで、呑気そうで浮気者の亭主をかかえてさ、おまけに、呆んやりした子供をぶらさげてて、一生に一度、あンたみたいに、安香水でもいいからふりかけて見たいよ本当に……」「皮肉ねえ……」「ん、そ、そうじゃないさ、つくづく亭主ってもの持ってみて、女ってものの利巧さかげんがよく判ったのよ」「だって、義兄さんは、あれで芯はしっかりしているわ、啓坊のお父さんみたいだと困るじゃないの? あれもいけない、これもいけないっていうから、義兄さんが亡くなっちゃうと、姉さんはいっぺんに若返って、娘のやりなおしみたい甘くなっちまってさ……」「結局、早稲(わせ)も晩稲(おくて)も駄目で、あンたみたいなのがいいってことでしょ」「あら、厭だア、冗談でしょ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...此の頃から昼の飯時以来すっかり客足のとだえた亀甲亭へもぽつりぽつり酒呑み客が現われるのである...
細井和喜蔵 「女給」
...* 海綿は液体をよく吸収するから大酒呑みをさしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒呑みに女は不用だと...
山本周五郎 「季節のない街」
...人間の酒呑み共もなほ直接には味を知らない...
吉川英治 「折々の記」
...こんな色気を捨てた大酒呑みの年増ではあるけれど...
吉川英治 「私本太平記」
...どっちも負けず劣らずの酒呑み大将といったような恰好だった...
吉川英治 「私本太平記」
...大酒呑みで生意気で...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒呑みの意地汚なさで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お酒呑みなんだもの」「フーム...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おまえは酒呑みじゃなかったな...
吉川英治 「柳生月影抄」
...一寸した酒呑みの台所にも劣る心細いバーである...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
...恐しい酒呑みで頑固屋で...
若山牧水 「古い村」
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