...かれらはむかしの大酒呑みと酒盛り連中の強情な精霊であり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...家(いえ)に帰らば今宵(こよい)もまた苦しみ明(あか)すべしと心に泣きつつも酒呑みてくらせし故腹の病(やまい)はよく知りたり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...これほど確かなことはありゃしません――もっとも小峰助右衛門は大酒呑みの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大酒呑みで手が早くて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大酒呑みで嘘つきで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死んだ者の事を惡く言ふやうですが、金費(かねづか)ひが荒い上に、酒呑みで、勝負事が好きで、それに、私の家内、柳吉の爲には母親になるお濱との仲がうまく行きません」「それ丈けのことで」「それから一番いけないのは、店の金を三百兩ほど持出して、私にも相談をせずに、實家の仕事に融通(ゆうづう)してしまひ、その仕事も縮尻(しくじ)つてしまつて、取り返す當(あ)ても無くなつてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒呑みのようにきこえているかも知れない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼は酒呑みで、着物のことには殆んど頓着なかつたから、それらは主に彼の亡くなつた父親からのものばかりであつた...
牧野信一 「露路の友」
...私なんかも生来の大酒だったが近年ある人から妻が諫(いさ)めて泣く時その涙を三滴布片に落しもらいそれを袂(たもと)に入れ置くと必ずどんな酒呑みもやまる物と承りましてその通り致し当分めっきりやみました...
南方熊楠 「十二支考」
...* 海綿は液体をよく吸収するから大酒呑みをさしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒呑みで失業したり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...徹底した酒呑みの怠け者で...
山本周五郎 「季節のない街」
...京太は酒呑みにも似あわず...
山本周五郎 「季節のない街」
...酒呑みに女は不用だと...
山本周五郎 「季節のない街」
...大酒呑みで生意気で...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒呑みの意地汚なさで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お酒呑みなんだもの」「フーム...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おまえは酒呑みじゃなかったな...
吉川英治 「柳生月影抄」
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