...五の白粉(おしろい)をべっとりつけた酌婦が...
梅崎春生 「狂い凧」
...さっきの酌婦がひとり...
梅崎春生 「狂い凧」
...ついに酌婦を招いて悪巫山戯(わるふざけ)をする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...いつしか酌婦に代用しける也...
大町桂月 「金華山」
...酌婦募集とあるので...
高見順 「いやな感じ」
...ちょうど田舎の小料理屋で酌婦を相手にしている場面が浮かぶのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...殊に牟礼停車場附近でその旅の途中に見た酌婦達の生々とした生活...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...娼妓・酌婦・芸妓・女工・女中・等の婦人労働者なのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...酌婦や芸娼妓に較べて根本的な相違のあるものではない...
戸坂潤 「社会時評」
...例を青森県から取ると、県下を去っている年頃の女達七千人の内、芸妓は四〇五、娼妓は八五〇、女給は九四八、酌婦一〇二四、女工は一四二七、それから女中が断然多くて二四三二名である...
戸坂潤 「社会時評」
...二週間の後彼女はコックのために酌婦に売り飛ばされて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それを目あての出稼ぎの芸者や酌婦が便船のたびに内地からおしよせる...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...多勢の酌婦を侍らせて...
牧野信一 「熱い風」
...小梅辺の酌婦を根引き仕様とたくらんでゐるといふ話を樽野は聞いて...
牧野信一 「円卓子での話」
...愈々酌婦めいた淫猥な格好になつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...当時の酌婦らもそれら各種の作品を行く先々の宴席に利用したりしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひまさえ有れば一文銭を廻したりして居る事〕酌婦が来て石松に...
山中貞雄 「森の石松」
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