...さっきの酌婦がひとり...
梅崎春生 「狂い凧」
...ついに酌婦を招いて悪巫山戯(わるふざけ)をする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...大抵だるまといふ酌婦を置いてあるんだ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...その家も酌婦が五六人ゐてネ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...酌婦募集とあるので...
高見順 「いやな感じ」
...厨夫(いたば)らしい壮(わか)い男と酌婦らしい島田の女が立って笑いあっていたが...
田中貢太郎 「春心」
...此宿は主婦が酌婦上りらしいので多少...
種田山頭火 「行乞記」
...あまりシヤンでもない酌婦がしきりに髪を撫でたり顔を撫でたりしてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...殊に牟礼停車場附近でその旅の途中に見た酌婦達の生々とした生活...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...娼妓・酌婦・芸妓・女工・女中・等の婦人労働者なのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...酌婦が四五人ゐる...
永井荷風 「来訪者」
...仮令下女奉公をしても酌婦に売られても亭主の側へもどるのが厭だといつて聴かぬ...
長塚節 「隣室の客」
......
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...その中で秋草が少し咲いている)(二階は三尺障子が閉まっている)店の前に料理人、帳付け、酌婦お吉、お松、その他が立って、道路の向うでしている喧嘩の方を見ている...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...それを目あての出稼ぎの芸者や酌婦が便船のたびに内地からおしよせる...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...手前エも酌婦面をしてゐるぢやないか...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...当時の酌婦らもそれら各種の作品を行く先々の宴席に利用したりしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひまさえ有れば一文銭を廻したりして居る事〕酌婦が来て石松に...
山中貞雄 「森の石松」
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