...鄭重な言葉で謝罪をする...
...彼女の鄭重な態度に感動した...
...鄭重な約束を守ることが大切だ...
...鄭重な出席を求められた会議に出席する...
...鄭重な顔つきで、重要なお願いをする...
...セシル父子は鄭重な手紙をくれた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...英国大使館はナリン太子を待遇するに鄭重(ていちょう)なる「囚人(めしゅうど)」の礼をもってしていたことを私はこの眼でハッキリと意識したのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分の蔵書を鄭重(ていちょう)に取扱って呉れるようにと云う条件を附けて...
辰野隆 「愛書癖」
...ヴェリチャーニノフは鄭重に禮を述べて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼を鄭重に款待するばかりでなく...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...極めて鄭重(ていちょう)な物のいいぶりでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...校長も鄭重(ていちょう)なる返書を主人に送って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...スレンの谷の墓塋から掘りだしてベレルフォン号で鄭重に送り届けた...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...お客は鄭重に迎へなきやならんから!」だが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...又鄭重にして着實なりと稱する長老の輩も其實は案外に性急にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...鄭重に馬車のところまで見送る...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...宿はどのように鄭重にしてくれましても何処となし落着のないものでございます……」子爵夫人は...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...鄭重(ていちょう)な祭をしている...
森鴎外 「かのように」
...ただ辞句(じく)鄭重に四年まえに結んだ和睦のことに言及して...
吉川英治 「上杉謙信」
...あわせて鄭重(ていちょう)に船へ積まれる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご鄭重(ていちょう)に」「かしこまりました」小侍が去ると...
吉川英治 「親鸞」
...敷物まで与えて鄭重に寝かしている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...スペイン人も王を鄭重に取扱い...
和辻哲郎 「鎖国」
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