...鄭重な言葉で謝罪をする...
...彼女の鄭重な態度に感動した...
...鄭重な約束を守ることが大切だ...
...鄭重な出席を求められた会議に出席する...
...鄭重な顔つきで、重要なお願いをする...
...鄭重に入門を請いました...
石原純 「伊能忠敬」
...なるべく鄭重に言った...
海野十三 「火星兵団」
...ただ子供の死骸に取縋(とりすが)って泣入っている母親に鄭重(ていちょう)な悔みの言葉を残して...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...言葉も鄭重に昨日の労をねぎらった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何卒(どうか)樟脳をどつさり入れてね……」博士はイプセンの流行(はや)つた当時守り本尊の沙翁(セキスピヤ)をしまひ込んだと同じ程度の鄭重(ていちよう)さで...
薄田泣菫 「茶話」
...鄭重にお辞儀をして出て往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...「そんなわけじゃないんです」俺には「旦那」の百成が鄭重(ていちょう)な口をきくのに...
高見順 「いやな感じ」
...この行信僧都像の如きも漆と麻布と木屑の扱いが甚(はなは)だ鄭重であり...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...印度人たちの少年に対する鄭重(ていちょう)さやさっきからの食い違っていた問答やが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分の蔵書を鄭重(ていちょう)に取扱って呉れるようにと云う条件を附けて...
辰野隆 「愛書癖」
...案内者はひどく鄭重な無言な態度だったし...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...三人のうちでいちばん鄭重(ていちょう)な礼を述べたのは夫である...
夏目漱石 「三四郎」
...学者をちょっと鄭重にするようでその実虐待するのである...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...スレンの谷の墓塋から掘りだしてベレルフォン号で鄭重に送り届けた...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...自分たちの名を鄭重(ていちょう)になのった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...しかも鄭重なる礼と俸禄(ほうろく)とをもって」「その儀も...
吉川英治 「三国志」
...客らしく鄭重(ていちょう)にあつかわないと承知せぬぞ...
吉川英治 「親鸞」
...やたらに鄭重(ていちょう)振る亭主の話がうるさそうに...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??