...鬼のように思う都人じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...蜷川は京都人で、彼の姉はいまだに京都で、三百年になるという古い家に住んでいる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...都人皆以為ス二捷径ト一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...京都人はこれを料理につかう場合には...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...何故といつて京都人は霊魂(たましひ)よりも着物がずつと値段の張つてゐる事をよく判(わきま)へてゐる人種だから...
薄田泣菫 「茶話」
...「どうも京都人は意気地が無くつて可(い)かん...
薄田泣菫 「茶話」
...観賞植物として現代の都人にでも愛玩(あいがん)されてよさそうな気のするものであるが...
寺田寅彦 「糸車」
...依然として都人観花の勝地となされていた...
永井荷風 「向嶋」
...至極(しごく)物分(ものわか)りのいい邯鄲の都人士はすぐに合点(がてん)した...
中島敦 「名人伝」
...などと言つて一般に新聞の論説を読まぬが都人士の風になつて居るのも...
正岡子規 「病牀六尺」
...王も都人も見物に出懸け香花(こうげ)を供う...
南方熊楠 「十二支考」
...都人士が呼ばぬところを見ると...
柳田國男 「地名の研究」
...当時は別に苦情もいわず結構都人士のお口にかなって舌鼓を鳴らしたもので...
山本笑月 「明治世相百話」
...そして都人士(とじんし)の風潮は...
吉川英治 「私本太平記」
...都人(みやこびと)のすきごころを疼(うず)かせたことでもあろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...それでなくても、都人の距離感と、また生活関心は、未開土の東国などよりは、難波津(なにわづ)から瀬戸の海につづく南海方面のほうが、はるかに、身ぢかなものだった...
吉川英治 「平の将門」
...その蛮カラ振りを都人士の中に振舞うのを快とした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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