...また鈍り切らないまでも部分的なのよりも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...之は範疇の至極部分的な示し方にしか過ぎない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...その把握の仕方――それが現実――が部分的なのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...両者の相互決定の関係は既成の一範疇に包摂されて理解されるような部分的な事情ではないのであって...
戸坂潤 「科学方法論」
...到底相容れない建前の相違(部分的な合致に乏しくないにも拘らず)さえがあるからなのである...
戸坂潤 「科学論」
...併しそれは単に部分的な場合だけを見た人にとってそう見えるにすぎないのであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...恐らく唯物論とか観念論とかいう言葉の有つ部分的な効果に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その意味で之は何か全体的な内容の部分的な内容に他ならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処が又部分的なものも全体的なものも内容に対して形式を持っている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...下手に部分的な修正をするよりも...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...部分的な出来から言っても...
野村胡堂 「楽聖物語」
...個々の部分的な章句を集めて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...部分的なるデテールの描写を丹念にし...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...部分的な震災みたいなもんだからね」「そうかい...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...部分的な気まぐれな人間の法律にかじりつく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...多くの対立する部分的な意思や利益が...
矢部貞治 「政治学入門」
...絶対的に階級的または部分的な政党というものは...
矢部貞治 「政治学入門」
...ただわずかの部分的な変更に過ぎぬかも知れぬが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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