...部分的な細かい洞察は...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...部分的な鼻とか口の切れ目とかを大体彫るわけだが...
高村光太郎 「回想録」
...全く部分的な見解でしかないということを知らない点である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...両者の相互決定の関係は既成の一範疇に包摂されて理解されるような部分的な事情ではないのであって...
戸坂潤 「科学方法論」
...それは多分部分的な説明を全般へ押して広め受け取ったことから来る誤解だろう...
戸坂潤 「技術の哲学」
...部分的な一時的な「動員令」による就職の可能性によって...
戸坂潤 「技術の哲学」
...却って之を部分的な現象形態とする空間自体――それが何であるかは後を見よ――から来ると見ねばならぬだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やはり部分的な訳出だが...
戸坂潤 「読書法」
...そして部分的なるものの形式が凡て同一であり従って直ちに全体の形式であることは保証出来ない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...部分的な偏見に執した誤謬(ごびゅう)である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...小さな部分的な結果から大きな一般的な結果に進むものであって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかも部分的な一時的な便法として...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生のままの階級や政党の私的または部分的な意思ではないのであって...
矢部貞治 「政治学入門」
...多くの対立する部分的な意思や利益が...
矢部貞治 「政治学入門」
...どんなに部分的な利益を考えていても...
矢部貞治 「政治学入門」
...すなわちかつてのように部分的な戦捷や戦果を以ては...
吉川英治 「三国志」
...ただわずかの部分的な変更に過ぎぬかも知れぬが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...従って部分的な表現においてのみこれらの「芸」を味わう人には...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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