...即ち「部分的な中心が全一体に服従しないで自らを樹立拡張する」のである...
石川三四郎 「社会的分業論」
...部分的な変化が多く...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...彼の善は部分的な一時的なはたらきではなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...之は範疇の至極部分的な示し方にしか過ぎない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併しそれは単に部分的な場合だけを見た人にとってそう見えるにすぎないのであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...時間や運動が多分複数で表象されるだろうことは、単に部分的な、即ち一現象形態に限られた、時間や運動を表象するからであって、時間や運動の本質としての唯一性を否定することにはならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そういう部分的な云わば任意のテルミノロギーを用いる人にとって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...部分的な――一定のテーマの下に具体化された――世界観(文学者は之を「世界」と呼んでいるが)に集約する処に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そうすれば又一々コセコセと「部分的な」徴兵忌避を気にする必要もなくなるわけで...
戸坂潤 「社会時評」
...極めて部分的な一一の本の目録の上にも考へられてゐて...
内藤湖南 「支那目録學」
...部分的な出来から言っても...
野村胡堂 「楽聖物語」
...我我は音樂のより部分的なるリズム全體...
萩原朔太郎 「青猫」
...部分的なるデテールの描写を丹念にし...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...少なからず部分的な誤りや知識の不完全さを示した...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...部分的な力の入れかたではなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...絶対的に階級的または部分的な政党というものは...
矢部貞治 「政治学入門」
...天平の美術はすべてを生かせることをねらって部分的な玉石混淆(ぎょくせきこんこう)を恐れないのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...ただわずかの部分的な変更に過ぎぬかも知れぬが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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