...靜かな四邊の景色も活きる樣だ...
石川啄木 「鳥影」
...次に蘇賀(そが)の石河(いしかは)の宿禰(すくね)は、蘇我の臣、川邊の臣、田中の臣、高向の臣、小治田の臣、櫻井の臣、岸田の臣等が祖なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...御邊が世を捨てしと聞きて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...馬尾の冠毛振りかざす甲(こう)の天邊(てつぺん)打碎き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...川一筋隔てしのみなれば市川邊も遠からずこの憂目にあふなるべし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...その七葦邊には羽をあらふて...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...下谷邊のある株屋の家へ嫁いだのださうだ...
南部修太郎 「S中尉の話」
...大島の濱邊の砂に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日常生活に於ける身邊の述懷などを敍するもので...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...此の邊までもやつて來たことが詳しく記されてゐる...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...倭名抄に斯く收録したものか又は鞦韆の譯名としてゆさはりの語が出來たものか其邊は明かでない...
原勝郎 「鞦韆考」
...爐邊(ろばた)の椅子に坐り込んでゐて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...きよろ/\四邊(あたり)を見廻(みまは)されました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...爾後其邊の瓜皆石となつた...
南方熊楠 「詛言に就て」
...柳田君が遠州相良邊の崖の横穴に石塔と共に安置した馬の髑髏などは...
南方熊楠 「人柱の話」
...京都の邊へ半年餘りも旅行しました...
森田草平 「「青白き夢」序」
...北邊の痩土と人とを...
吉川英治 「折々の記」
...一應この邊で各々が落着いて...
吉川英治 「折々の記」
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