...税所敦子女史の名はあまりに名高い...
上村松園 「税所敦子孝養図」
...」むかし道命(どうみやう)といふ名高い坊さんがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...いっそう此の地方で名高いのである...
太宰治 「魚服記」
...事務員に昇格し算盤(そろばん)の名手として銀行内に名高い...
田中英光 「さようなら」
...この渓の中では名高いところです...
田山録弥 「玉野川の渓谷」
...詩は當時にあつても名高い作者だつたので...
田山花袋 「道綱の母」
...仲間の名高い一人の批評家が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...江戸の都人士(とじんし)が遍(あまね)く名高い松として眺め賞したるものを挙ぐれば小名木川(おなぎがわ)の五本松...
永井荷風 「日和下駄」
...◎長州の長府(三吉慎蔵の家なり龍馬等其家に寓す)に居た時分直ぐ向ふに巌流島と云つて仇討の名高い島があるのです...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...いたるところの名高い坊さん達に問ひたづね...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...悪名高い三人組を実際に急襲したのが偽警察だったことなど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...わしが吉原にいた頃からあの男はいつもあの年頃……」「そりゃ真個(ほんとう)か!」「真個も嘘も――名高い事じゃ」と聴いた男は狂気の如く...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...はるかに超越したとは世に名高いことであるが...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...ペルシアの詩人としてこれほど名高い人はない...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...奇橋として名高いのは記すまでもないだろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...名高いといふ醫者には誰一人診せぬものなく...
横瀬夜雨 「花守」
...居留邦民中の任侠家として名高い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...僕達が昼の食事をした其(その)レスタウランは街外れにある名高い「サン・ゼルマンの森」を背にし...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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