...それから天皇がご還幸(かんこう)になるときには...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...ある人は「南門殿還幸」を意味すると言っていたがそれはあまり当てにはならない...
寺田寅彦 「田園雑感」
...又山の雪を見ては隠岐から還幸された天皇を偲んで 御厨の浜より上りましたりし貴人の如き山の雪かな とも詠まれてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「また別の日に伺候いたしまして」還幸の鳳輦(ほうれん)をはなやかに百官の囲繞(いにょう)して行く光景が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝のご無事と還幸を布告した...
吉川英治 「三国志」
...かくて無事に宮門へ還幸になった...
吉川英治 「三国志」
...漢の天子の弘農(こうのう)へ還幸(かんこう)せらるる御車である...
吉川英治 「三国志」
...帝が洛陽へ還幸(かんこう)されたことは...
吉川英治 「三国志」
...はや還幸をおすすめ申さんかなどと...
吉川英治 「三国志」
...都への還幸をかたく期して...
吉川英治 「私本太平記」
...還幸(かんこう)の沙汰を布令(ふれ)だされ...
吉川英治 「私本太平記」
...今日の還幸は見ることもできなかったろう...
吉川英治 「私本太平記」
...とにかく万歳の声沸(わ)くばかりなうちに、還幸のほこりは、やがて二条御所の内裏(だいり)深くにしずまった...
吉川英治 「私本太平記」
...主上の御還幸ならびに御新政お祝い言上のために...
吉川英治 「私本太平記」
...みかど還幸(かんこう)の日となっても...
吉川英治 「私本太平記」
...還幸は十月九日下山の龍駕(りゅうが)には...
吉川英治 「私本太平記」
...なんと儚い京都還幸の希望だったことか...
吉川英治 「私本太平記」
...主上の還幸をお願いし奉ろうぞ...
吉川英治 「日本名婦伝」
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