...(やつの魂(たましい)は悪魔(あくま)にみいられているにちがいない...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...魔ものにみいられて...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...みいられたように...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...現に聖賢の道に深入りして四角張ってのみいられる池田新太郎少将に見られるのだ...
江見水蔭 「備前天一坊」
...木乃伊(みいら)取りが木乃伊(みいら)になるように...
谷譲次 「踊る地平線」
...その横の棚にある鼠不入(ねずみいらず)の中には茶椀などの食器類がごちゃごちゃと入っている...
豊島与志雄 「過渡人」
...そぞろに古代埃及(エジプト)の木乃伊(みいら)を思い起させる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...わたしは鶉のやうに羽ばたきながらさうして丈(たけ)の高い野茨の上を飛びまはつたああ 雲よ 船よ どこに彼女は航海の碇をすてたかふしぎな情熱になやみながらわたしは沈默の墓地をたづねあるいたそれはこの草叢(くさむら)の風に吹かれてゐるしづかに 錆びついた 戀愛鳥の木乃伊(みいら)であつた...
萩原朔太郎 「青猫」
...木乃伊(みいら)みたいに黒い長い顔から...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...木乃伊(みいら)のような労働者と...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...波の木乃伊(みいら)...
堀辰雄 「眠れる人」
...はたして遣唐使が船を寄せたという肥前(ひぜん)五島(ごとう)の三井楽(みいらく)の崎と同じであったか...
柳田国男 「海上の道」
...徳利や皿小鉢や盃(さかずき)などを容れる大きな鼠不入(ねずみいらず)と...
山本周五郎 「ひとでなし」
...「みいら取りがみいらになったようです...
山本周五郎 「風流太平記」
...そんな乾(ひ)からびた木乃伊(みいら)みたいな了簡だから...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...一種特別なみいらに似た物静かな構えだった...
横光利一 「旅愁」
...木伊乃(みいら)にした...
與謝野寛 「南洋館」
...鼠不入(ねずみいらず)のほか...
吉川英治 「松のや露八」
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