...メールを送る時、添付ファイルを遺漏しないように注意してください...
...長時間に渡る訓練では、意外と細かい遺漏が起きがちです...
...この作業では、ミスや遺漏が許されないため、丁寧に確認してください...
...レポートには必須の項目がありますので、遺漏のないように書き上げてください...
...漏れがあると大変なことになるので、文書のチェックは遺漏のないように行いましょう...
...一も遺漏(ゐろう)無からんことを期せり...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...江戸の筆工の家号をしるしたる名紙といふものを一枚の遺漏もなく集めたりしとぞ」(山崎美成(やまざきびせい))と云ふ程度の逸話ばかりである...
芥川龍之介 「僻見」
...もっとも筆記をするためにお話を伺ったのでなく、お話を聴きたいために話して頂いたのであるが、この有益にして多趣味のお話を我々両人の記憶にはとても残らずは記憶し切れないと思ったので、失念遺漏を恐れ、私が筆まめなのに任せてすべてを聞き書きしたのである...
田村松魚 「幕末維新懐古談」
...勿論それは遺漏が無いことはありませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...これは當時の遺漏ではなく...
内藤湖南 「支那目録學」
...魏略の文を改刪して遺漏せるなり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...時々これを見ながら進行すれば順序もよく整い遺漏(いろう)も少なく...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...血眼になって遺漏の発見に努力しているうちに...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...彼は早々にノズドゥリョフを追っぱらうと、直ぐさまセリファンを呼んで、翌る朝の六時には間違いなくこの市を出発できるように、馬車に油をさしたり、その他、万遺漏なく、夜明けまでによく調べておくように言いつけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...明日までには万遺漏なく整えておきますから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...医師の聴機穎敏(えいびん)ならずして必ず遺漏(いろう)あるべきなれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...遺漏や誤謬(ごびゅう)は勿論少なからぬことでありましょうから...
穂積重遠 「法窓夜話」
...材料の豐富にして遺漏なきこと...
松村任三 「大植物圖鑑」
...種々の場合を尽くして遺漏のないことを期したごときは...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...多少改訳を施し遺漏を補い...
村岡博 「茶の本」
...すべて予が渡しておいた設計図に違いはあるまいな」「遺漏(いろう)はございませぬ」「よし...
吉川英治 「三国志」
...その場合に遺漏(いろう)のない準備とが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...いや鎌倉どのの代官として遺漏(いろう)のないよう万全を尽した...
吉川英治 「源頼朝」
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