...唯(ただ)偏狭なる自分が衷心から其(その)雅量に感謝する事の出来ないのは、遺憾である...
芥川龍之介 「羅生門の後に」
...また私一身のためにも誤解されるのは甚だ遺憾であるから...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...人を容るる家がないということは頗(すこぶ)る遺憾である...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...甚だ遺憾であるが...
大隈重信 「平和事業の将来」
...著者の文献批判・史的解釈・社会構成的カテゴリーの発見及び適用・其の他に関する詳しい意見をここに示すことの出来ないのは遺憾である...
戸坂潤 「読書法」
...社会からの正当な庇護を妨げていることは遺憾である...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...まことに遺憾である...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...もう世にないので遺憾である(ことによると屑屋(くずや)の手から製紙会社にわたって...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...その力量を試し損つたのは遺憾である...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...この上もなく遺憾である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...作者は十分の好意を以て描いた調子が歴然と見えるのは遺憾である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どういう用向きで二人の子をひきつれて外出したかが記事の中に語られていないのは遺憾である...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...近代ドイツがその事実を理解しようとしないのは遺憾であると云っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ベルジツクでマアテルリンクだけが喧伝せられてゐるのは遺憾である...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...この第二巻第三十七章が一五八〇年版の最後の章であることに注意する人が少ないのは遺憾である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...千秋の遺憾である...
夢野久作 「近世快人伝」
...何ら今日になつても積極的に郷土へ働きかけるところを見ないのは遺憾である...
吉川英治 「折々の記」
...その点が遺憾である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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