...みな千年萬年の後へ遺すつもりで作られたものだ...
會津八一 「拓本の話」
...それですから金を溜めて金を遺すことができないならば...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...また永遠の喜びと富とを後世に遺すことではないかと思います...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...他の遺物は誰にも遺すことのできる遺物ではないと思います...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...かくして彼が己(おのれ)の言を後世に遺すときは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...改めて書き遺すこと丈草性くるしみ学ぶ事を好まず...
種田山頭火 「其中日記」
...學問とか文學とかで名を遺すことであります...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...蓋理の體たる細大遺す所無く...
西周 「尚白箚記」
...体育養生の法にいたるまでも遺すところなきは...
福沢諭吉 「学問の独立」
...禍(わざわい)を後世子孫に遺すのみならず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...補遺することゝして...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...引きずった痕を明らかに遺すほど死体を引きずったろうか?ここで我々は『ル・コメルシエル紙』の説に触れなければならない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...一刻も早く使者として遺すための一名のジヨーカーを抜き出すべく...
牧野信一 「女に臆病な男」
...殊に谷中方面より権現堂に至る両側焼残つた構造など前代庶民住宅の哀れにもつゝましい風情を遺す記念物として...
正岡容 「根津遊草」
...一覧して遺すなきは...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...唯空地を遺すのみである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...親不孝者へ遺すというのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...悲痛なる反抗心に死する人が世に遺す凄き呪い...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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