...適当な時間に廻りだすような装置をしておくのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...決して適当なることには非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...もう少し適当な時と所とを選んでくれることは出来なかっただろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...適当な鉛筆削りのないのが欠点だけれども...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...それぞれ適当なる部署について...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...適当な材料を基礎として云っても差支えはないかもしれない...
寺田寅彦 「地震雑感」
...何よりも適当な時機に...
徳田秋声 「仮装人物」
...適当な弁明があることと思う...
戸坂潤 「社会時評」
...けれど別に適当な軍艦もないし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私はふとここいらに適当な宅(うち)はないだろうかと思いました...
夏目漱石 「こころ」
...その時僕は適当な機会を利用してわざと叔父に「千代子さんの縁談はまだ纏(まと)まりませんか」と聞いた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...愛想良く適当なかわいい嘘をついて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...それはまつたく聴き手の歯を浮かせるに適当なヴイオロンの音のやうに...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...安全に依頼することが出来かつあらゆる艱難に際して国法によってその適当な分け前が彼らに与えられるところの資金とは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ほかにチョット適当な呼びようの無い種類の一群の作者たちがいる...
三好十郎 「恐怖の季節」
...これを答礼にして適当なりと考えたのも...
柳田国男 「山の人生」
...適当な暗示という薬を臨機応変に用いて治療するのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...他に適当な人は自分には見当らないとまで彼に思わせて来るのだった...
横光利一 「旅愁」
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