...些末なことで悩まないで...
...彼女は些末なことでもすぐに怒る人だ...
...些末なお土産ですが、どうぞ受け取ってください...
...些末な問題ですので、すぐに解決できます...
...些末なことでも、相談はいつでもできます...
...假令一二の些末なる點に於いて猶訂正すべきところあるにもせよ(自分は藝術論をするつもりでないから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...かくて過去に經驗した極めて些末な慾望...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あまりに些末(さまつ)のことにわたって...
有島武郎 「親子」
...手近な些末(さまつ)な例をあげると...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...こんな些末なところにも現代の慌だしさが出ているかもしれないと思われる...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...幼時の記憶には実に些末なような事柄が非常に強く印象に残っていることがある...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...既に知れている些末な事実を分析し淘汰して行く方が...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...今言ったような些末(さまつ)の事柄ばかりでない...
夏目漱石 「模倣と独立」
...いかに些末(さまつ)な忠告でも...
新渡戸稲造 「自警録」
...善悪の些末などに拘泥していられぬような場合もある...
久生十蘭 「魔都」
...人間些末の事務といえども政府の関わらざるものなく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いかなる俗世界の些末事(さまつじ)に関しても...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...さうは思つても私にとつては極めて些末な空事であるのにも関はらず爪弾きでもするかの笑ひなどを浴せられた私は肚を立てずには居られませんでした...
牧野信一 「早春のひところ」
...私が彼の落した財布を送り達(とど)けてやったと云う些末な点に過ぎない...
松永延造 「職工と微笑」
...些末な記事の誤りのみを人々に指摘して笑つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...些末な描写にうむことない話をききました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...およそ事の些末(さまつ)にとらわれず...
吉川英治 「三国志」
...三些末(さまつ)な感情などにとらわれている場合ではない...
吉川英治 「三国志」
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