...すなわち適度な運動やマッサージを推奨した...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...土壁の外側に羽目板を張ったくらいが防寒防暑と湿度調節とを両立させるという点から見てもほぼ適度な妥協点をねらったものではないかという気がする...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...人体に適度な弱い電流を通し...
寺田寅彦 「話の種」
...彼は適度な散歩をしたあとで...
徳田秋聲 「老苦」
...適度な気温を必要とする性質だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それも適度な場合だけだ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...間隔の適度なるがために――高きに失わず...
夏目漱石 「虞美人草」
...火の燃えようが適度なものかどうかをいつも調べていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...適度なときに炎の中に存在すると想定される...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...浴(ゆあ)みしてしかる後に適度な温度の中で(この温度という奴が僕には一番大切だ)...
平林初之輔 「伊豆の国にて」
...適度なやはらかみと傾きの加減と明るさを湛へた絨毯に似た芝生の感触が...
牧野信一 「心象風景」
...作家自身の主観上の芸術的燃焼と創作形式との適度なる合致に帰着すべきが理の当然であり...
牧野信一 「浪曼的時評」
...従って穀物の価格は適度な高さを維持することになるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ひそかに自身の中の或る芽生えを驚異するのにちょうど適度な体温と甘い匂いに酔ったのは確かである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...資本の最も適度な蓄積でさえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...適度な租税は大いに生産を妨げ得ないであろうし...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それが豊富なると適度なるとまたは不十分なるとを問わず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...漢字は直観性と抽象性との適度なる交錯によって...
和辻哲郎 「孔子」
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