...しかしながら友人の誤解と難詰(なんきつ)はヨブの思想を刺戟(しげき)し...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...再び村々へ足ぶみさせぬように難詰し糾問すべく押しかけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一転して被害民の上京に対する干渉を難詰しだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...前議会を通過した「憲法の保護を受くる請願」に対して政府が処置を与えないのを難詰したのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...衆議院ではまず東良三郎が立って請願権の蹂躙を難詰した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...事は始まらない」――丸万から俺が変節を難詰されたのはちょうどそのころだった...
高見順 「いやな感じ」
...きっと起き直って難詰(なんきつ)した...
太宰治 「古典風」
...若い同役の有峰松次郎――杉之助の弟に難詰(なんきつ)されて返答に窮(きゅう)し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...といふ反對の方向よりの難詰は直ちに襲ひ來るであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...」と難詰する事を何故か控えて了った...
松永延造 「職工と微笑」
...最早何(ど)んな難詰の言葉を見出す力をも失った...
松永延造 「ラ氏の笛」
...かかる国民に何の史実何の誠意を期待し得べきと手酷く難詰しあったそうで...
南方熊楠 「十二支考」
...」いつ迄も夫を難詰して止まない妻に對して...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...新聞社へ送る難詰文を書き終り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...絶えず戦いを避けて退却ばかりしていることを大いに難詰した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人がこの器官の反逆を難詰し・それを理由に彼を処断し・ようとするのに対して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高貴な人々の非行を難詰しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さすがにやや気色(けしき)ばんで難詰(なじ)った...
吉川英治 「三国志」
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