...そうしてそれら天体の上で物理的条件がはたして生物の生存に適するかどうかを深く追究しようとはしなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...将来の昆虫に適するやうになる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...僅(わず)かに郢風鄭声(ていふうていせい)に適する月琴(げっきん)の類があって...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...食事に適するようになるものか...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...楠の船材に適することを説くもの...
高木敏雄 「比較神話学」
...七・七が叙情に適するというよりは五・七・五・七・七が叙情に適しているのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...もし襤褸(らんる)を纏(まと)うものをして体に適する新衣を穿(うが)たしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其弁論に一種の活気ありて人を煽動するに適する所...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自国に適するものをもって...
蜷川新 「天皇」
...新時代に適するように頭を作る必要であった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...孤立した家屋は犯罪に適するということを考えるのである...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...秋に適する処は皆冬にも適し...
正岡子規 「俳諧大要」
...半分は客間に適するやうな設計の下に造られたものであることが確かだつた...
松永延造 「アリア人の孤独」
...そして土地に最も適する種類の肥料を得るには家畜が必要であるように思われる(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...而して試験ごとに何の課目も一番早く答紙を出して退場し虫を採って自適するを見て勉強せずに落ちぬは不可解と一同呆れた...
南方熊楠 「十二支考」
...近代的な生活に適するような明るい家である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我々の安静と存続とに最も適する一つをそれに許すならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...以前よりも遥かにより適するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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