...左大臣の席からはずっと離れた遥かな末座に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...海を越えて遥かなイタリアの彼方...
寺田寅彦 「イタリア人」
...遥かに囃子(はやし)の音が聞える...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥かに速かったのは是非もないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥かにみとおしのきく河原の両岸を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪の研究を根本的に進めようとする人間の努力の方はこれらにくらべて遥かに微弱であることは争えない...
中谷宇吉郎 「雪」
...海上遥かに霞こめ浦路の山も幽(かすか)なり...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...「おーい兄哥(あにき)」「勇吉か」遥かに下からは応ずる声...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遥かに強い疲労を感ずると思はれはしませんか...
正木不如丘 「健康を釣る」
...遥かに小なるべき傾向があるということも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...更に各一結婚は遥かに四以上...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...源平両氏が合戦を始めるより遥か前から...
柳田国男 「雪国の春」
...戦陣のことについては半兵衛こそ遥かに自分以上の知識とかたく信じていたからである...
吉川英治 「黒田如水」
...遥かに南下した効(かい)もないという...
吉川英治 「三国志」
...遥かにいい」夜も更けた頃である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここからは、遥かに、(一乗寺下り松はあの辺り――)と、指さして、ほぼ遠く察することもできる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この忌わしのものの標高は一万二千メートルを優に越えていた――我々が横切ってきたショッキングな狂える山脈を遥かに超える巨大さだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それは正に例の氷上の小路の角で遥かにくぐもった形で耳にした物音そっくりで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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