...河童は我々人間が河童のことを知つてゐるよりも遥かに人間のことを知つてゐます...
芥川龍之介 「河童」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...遥かの天空を探しているのだということに気がついた...
海野十三 「地球盗難」
...遠く遥かの彼方にエフィゲニウス家の正門を俯瞰(みおろ)して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...風が松林の遥かなる涯(はて)の方へ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...彼女は他の貴婦人連よりも遥かに優美でもあり濃艶でもあり...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...生活そのもののはたらきも遥かに多方面であり...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...遥かに後であった...
直木三十五 「死までを語る」
...そして遥か東の方に小塚(こづか)ッ原(ぱら)の大きな石地蔵(いしじぞう)の後向きになった背が望まれたのである...
永井荷風 「里の今昔」
...海を越えて遥か彼方からもやって来る...
中島敦 「光と風と夢」
...大変ッ」遥かの方からガラッ八の声が高鳴ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...往々にしてもっと遥かに賢く疑惑を抱くことに巧みなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...遥かの夕靄の彼方に見えるミヅグルマを指さして...
牧野信一 「沼辺より」
...水を越してきこえる遥かな笛の音にも似た珍らしい優しい歌が残っていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「魚と蠅の祝日」
...他方よりも遥かに大きな部分が青春期以下である時には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...楢岡に比して生産が遥か少く今のままでは永続きはむずかしい...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...遥かに宮津七万石の城主大名たる京極の内容のない膨大(ぼうだい)を蔑視(べっし)していた...
吉川英治 「剣難女難」
...労賃は下落するがしかるに穀価は静止しまたは遥かにより少い比例で下落し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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