...校長の子といふのでそれとなく遠慮してゐる...
石川啄木 「足跡」
...遠慮して遠巻にしていた女給や客達も...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...室(しつ)のなかで煙草だけは遠慮して貰ふやうに話し込んでおいた...
薄田泣菫 「茶話」
...幾はそれでも遠慮して姿は見せないで女中の口から見舞に来たとつたへて貰つた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...かう言つて遠慮してゐたのである...
田山録弥 「社会と自己」
...或は李が始終沈黙を守っていた末に矢杉と長々話しだしたのに遠慮してか...
豊島与志雄 「在学理由」
...遠慮してはいけない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを遠慮していられないほど急場の場合でありますからぜひがない...
中里介山 「大菩薩峠」
...または失礼だといって怒られはしまいかなどと遠慮して...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...下女達は自分や自分の兄には遠慮して云い兼ねる事までも...
夏目漱石 「行人」
...八五郎もさすがに遠慮して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...されば先方(さき)よりも遠慮して欲しとは明白に言はぬほどなるを...
樋口一葉 「花ごもり」
...彼等は近頃急に酒嫌ひになつた私に遠慮して斯様な場所で密かな酒盛を開いてゐたと見えるが...
牧野信一 「鬼の門」
...外出する毎にこの雰囲気から圧迫を感じるので好きな散歩も遠慮して...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...うろ覚えだから誌すのは遠慮しておくが...
牧野信一 「推賞寸言」
...炬燵に當りに行くのを遠慮してゐたが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...人目を遠慮していずに逢いに行きたいとさえ源氏は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ご遠慮していたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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