...またつとめて勇気を振い起し大願成就なさしめたまえと明神の祠(ほこら)を遙拝(ようはい)して...
饗庭篁村 「良夜」
...八幡宮の御神幸をこゝから遙拝する...
種田山頭火 「行乞記」
...前の小路のラヂオ体操に和して遙拝黙祷...
種田山頭火 「其中日記」
...――香をいて自省自戒、遙拝黙祷...
種田山頭火 「其中日記」
...正身端坐、遙拝黙祷...
種田山頭火 「其中日記」
...現実の祭の際に祈願の中に折込んで行われる“パセ・オンカミ”(pase-onkami 重要な礼拝)と称せられる山の神の遙拝や...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...十 山の神の遙拝及び狩の縄張り以上述べてきたように...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...“パセ・オンカミ”は今こそ遙拝の形で行われているけれども...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...遙拝の形で丁重にそれを行うようになったものと考えられるのであります...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...氏は書を能くし発句や謡をたしなみ 就中 たいてい柔道二段ぐらゐの腕まへあり氏は毎朝 東天遙拝 のちラヂオ体操たのまれて話の屑籠なども執筆なさるのだ氏は 氏の一挙手一投足は逸話となつて細大洩らさず新聞などに珍重され氏の巾広い声量(バス)は氏の身代のやうに潤沢たとへば除幕式などに周知の風采をあらはして一言もつて祝辞などを述べ給ふ...
仲村渠 「氏」
...遙拝所まであるが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...二重橋の前に整列して宮城を遙拝すると馬場先門から交叉点を横切って日比谷公園へ繰込んで行く...
久生十蘭 「魔都」
...石山寺へ参拝(僕は階段の下から遙拝)料亭へ戻ると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一座と有楽座の合同年始式で、舞台へ集まり、宮城遙拝、君ヶ代、神酒の乾杯、万歳三唱から愛国行進曲を合唱、散会...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...(往いて詣ること能はざるが故に)遙拝す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皇居遙拝(ようはい)...
山本周五郎 「季節のない街」
...院の御所を遙拝して...
吉川英治 「日本名婦伝」
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