...左の耳に角田川(すみだがは)の水の音を聞いてゐるやうな心もちがした...
芥川龍之介 「世之助の話」
...私の次の発展篇を角田喜久雄(つのだきくお)君...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...村長の小笠原耕一氏を始めとし、鈴木敏夫、中山留五郎、相澤寧、小笠原松次郎、太田寛造、奧山東一、角田※一、目時寛三、鈴木友記、東長五郎の諸氏、づらりと居竝ぶ...
大町桂月 「十和田湖」
...今は亡き人の角田浩々歌客氏や...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...平尾氏はその頃角田氏や私などと一緒に...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...故人角田浩々歌客(かくだかう/\かかく)が世界の各地から集めた石と一緒に...
薄田泣菫 「茶話」
...この人も文筆の人で角田浩々歌客(かくだこうこうかきゃく)と号した新聞記者の弟で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...また隣村の信者で角田勘五郎と云う者の姉が福富さんの家に奉公して居たこともあるが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今一人は同教会執事角田新五郎氏であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...珍らしく角田(つのだ)の新五郎さんが来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...本文に「角田(つのだ)勘五郎(かんごろう)の息子(むすこ)」とあるのがそれです...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わたくしは曽(かつ)てこの逸事を角田音吉(つのだおときち)氏が水野越前守と題した活版本について見たのである...
永井荷風 「枇杷の花」
...其角田の山を幾らも相隔らぬ所に眞白く川口が見える...
長塚節 「彌彦山」
...川の方の三角田にゃ明日あたり上から少し水ば切り落しとかねえじゃと言っているのよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...同じ仙台領の角田(かくだ)から白石(しろいし)の辺にかけて...
柳田国男 「山の人生」
...仙台領では角田と白石との間を往来して...
柳田国男 「雪国の春」
...平凡社の「大衆文学全集」が出たとき新進作家集としてその一冊が振り当てられ、森下雨村氏の監輯で当時新進であった十人の作家が集められたが、そのなかに現在の大家大下宇陀児氏、角田喜久雄氏、横溝正史氏なぞがあり、牧逸馬氏や川田功氏、なぞ故人となられた人達、それに山下利三郎氏や私のように折角作家としての台頭の機会に恵まれながら、その機会を逸した者なぞなかなかに感慨は深い...
山本禾太郎 「探偵小説思い出話」
...水谷準、角田喜久雄、葛山二郎さんにも、そうした恐怖美、戦慄詩が歌われている...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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