...君はいつ帰るの?」散歩の道連れの大宅幸吉(おおやこうきち)がうしろから話しかけた...
江戸川乱歩 「鬼」
...やはり貴下の様な立派な大学生と道連れになりましてな...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...途中道連れになつた同県の同行といつしよに宿をとつた...
種田山頭火 「行乞記」
...手足の不自由な同行と道連れになり...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...ほんの道連れになっただけのものでございます」「まだトボけているな」「お待ち下さい...
中里介山 「大菩薩峠」
...お気の練れた久助さんとがお道連れですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次の邪魔にならぬ程度に良い道連れになってヒョコヒョコと縋いて来るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私とは長い道連れだし...
野村胡堂 「平次放談」
...私立女學校の家政科の教師をしてゐたが河邊のやつかいな道連れを...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...七つになる女の子を道連れにして...
久生十蘭 「雲の小径」
...彼の道連れのかしこさを大変頼みに思うようになっていましたので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...その女は向うの村に行くのだから道連れになつてくれと云つて...
正宗白鳥 「雨」
...ズーツと俺も道連れをして来た……」スミ「おスミ……」土方「おスミさん――だ」楽士「しかし...
三好十郎 「おスミの持参金」
...追い追い多年の道連れに別れて一座はがた落ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...そして、そっちにいるのは?」「え、何、こっちの衆は、稼業違いの者なんですが、旅は道連れ、舞鶴まで帰(けえ)る人だっていうから一緒になったまでのことです」と仁三は、狼狽(うろた)え気味で、言葉を濁しているうちに、伝吉がジロリと一方の顔を見ると、山陰地方の食い詰め者で、所払いになった、痣(あざ)の久六(きゅうろく)という名うてな悪女衒(わるぜげん)、いよいよ変な同行、こいつは何か魂胆のある旅だと睨(にら)んで、それから道づれになりながらも、いろいろ鎌をかけたが、仁三も容易に尻尾は見せない...
吉川英治 「剣難女難」
...道連れの貴様にまで吠えられては堪まらない』『喧嘩じゃないが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...何とかいう女の人とも道連れになって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...城太郎の道連れがあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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