...若い道連れの方へさし向けた...
薄田泣菫 「茶話」
...俺のこの流刑の(俺としては自分で自分を流刑にしたのだが)――波子はその道連れにさせられ...
高見順 「いやな感じ」
...こんな男の道連れになるのん死ぬよりイヤや思いなさったら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...道連れとして面白い人物が待つてゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...川を渡船で渡されて、旅は道連れ、快活な若者と女給らしい娘さんらといつしよに山を越え山を越える...
種田山頭火 「旅日記」
...」我々の道連れたる青年は...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...お気の練れた久助さんとがお道連れですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...道連れになってもらおう……私はぼんやり広小路を見た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...貴方のお出でになるところまで道連れになって戴けませんでしょうか?」今は一生懸命...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...行きずりに逢った女性を道連れにするつもりだったのか? それならそれで納得がいくのだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...北極厳冬に襲われたロンドン物語――危機状況、冬の道連れは、飢饉、寒冷、火災一デイリーチャット紙の編集部長がいぶかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...この道連れはハンブルグ生まれの若い商人で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...追い追い多年の道連れに別れて一座はがた落ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...千鶴子も帰る道連れが出来たので案内人を煩わさず...
横光利一 「旅愁」
...老坂から道連れでツイそうは行かなかったんだ」と顎をしゃくって身をそらす...
吉川英治 「剣難女難」
...ふしぎな道連れが多いので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人殺しと道連れになろうが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この世の道連れになったものだ」「おとといの晩...
吉川英治 「宮本武蔵」
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