...彼の道連れの姿がはっきりと空にうかびあがると...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...道連れになりしを...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...君を道連れにするのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...此女(こいつ)とお前さんは道連れに成って仲好くして...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...若い道連れの方へさし向けた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...途中で道連れになつた農夫(ひやくしやう)を相手に...
薄田泣菫 「茶話」
...俺のこの流刑の(俺としては自分で自分を流刑にしたのだが)――波子はその道連れにさせられ...
高見順 「いやな感じ」
...手足の不自由な同行と道連れになり...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...女の道連れや一時の友などはあり得る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道連れは何なのか...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...次の問題は道連れの一件であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...道連れの美女一文無しになって尻込みばかりする井上半十郎正景は...
野村胡堂 「江戸の火術」
...春情学び得たる浪花風流(なにわぶり)の少女と道連れになり...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...敦賀ノ庄を出るときから泰文の道連れになっていたのである...
久生十蘭 「無月物語」
...始めて恭吉の容貌と挙動が人に勝れて居るのに気付くと共に此那半獣の様な男が自分の生涯の道連れであると云うのは余りみじめな...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そして、そっちにいるのは?」「え、何、こっちの衆は、稼業違いの者なんですが、旅は道連れ、舞鶴まで帰(けえ)る人だっていうから一緒になったまでのことです」と仁三は、狼狽(うろた)え気味で、言葉を濁しているうちに、伝吉がジロリと一方の顔を見ると、山陰地方の食い詰め者で、所払いになった、痣(あざ)の久六(きゅうろく)という名うてな悪女衒(わるぜげん)、いよいよ変な同行、こいつは何か魂胆のある旅だと睨(にら)んで、それから道づれになりながらも、いろいろ鎌をかけたが、仁三も容易に尻尾は見せない...
吉川英治 「剣難女難」
...ふしぎな道連れが多いので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...余りにも見えすいた不幸な道連れ――と直ぐ思われたからであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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