...良銭まで悪銭が道連れにしたのだから実に惜しい...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...君はいつ帰るの?」散歩の道連れの大宅幸吉(おおやこうきち)がうしろから話しかけた...
江戸川乱歩 「鬼」
...恨み重なる探偵や警部を道連れに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...皆んな哀れな此世の道連れだ...
千家元麿 「自分は見た」
...」譲は足の遅い女と道連れになつては困ると思つたがことはることも出来なかつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...帰途は前の家のF老人と道連れになり...
種田山頭火 「其中日記」
...それから出る音が彼女の道連れであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お気の練れた久助さんとがお道連れですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅は道連れの情けを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...道連れの美女一文無しになって尻込みばかりする井上半十郎正景は...
野村胡堂 「江戸の火術」
...勘三と道連れになって叔母の家へ行けば...
林芙美子 「泣虫小僧」
...行きずりに逢った女性を道連れにするつもりだったのか? それならそれで納得がいくのだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...その女は向うの村に行くのだから道連れになつてくれと云つて...
正宗白鳥 「雨」
...ズーツと俺も道連れをして来た……」スミ「おスミ……」土方「おスミさん――だ」楽士「しかし...
三好十郎 「おスミの持参金」
...旅の道連れという顔つきで千枝子と暢気(のんき)に並んで歩き出した...
横光利一 「比叡」
...道連れになるつもりか」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...ふしぎな道連れが多いので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...九――だが武蔵は兇暴な道連れの狙っているその左側を...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索