...御者(ぎょしゃ)は道のりの半分以上もよく眠ってきたのに...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...そして自分のために一人の男がホテル迄の道のりを一と休みもしないで...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それから家まで五六丁ほどの道のりを歩いて行くうちにいつとはなく考え込んでしまうのです...
海野十三 「三角形の恐怖」
...わたしがロング・ウォーフからレーク・チャムプレーまでの道のりにわたってその香(にお)いをまきちらす貨物を嗅ぐとき...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かなりの道のりであった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...道のりを訊ねたり...
種田山頭火 「行乞記」
...一日がかりの道のりだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...今度はルヴァンまでの遠い道のりを重い荷車を引いていくというきつい仕事を...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...相当道のりも捗取(はかど)っていなければならないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...道のりは、たかだか一里有余に過ぎぬだろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...唯人類の個々の部分はこのやうな系列に就いて甚だ不同なる長さの道のりを經過するといふ差異があるばかりである...
三木清 「歴史哲學」
...單調な道のりを重い荷物に耐へる駱駝のやうに...
三好達治 「霾」
...間もなく薬品を用ゐない人と同等の健康さにまで辿る道のりにすぎないわたしの健康は...
室生犀星 「故郷を辞す」
...四里とはない道のりなので...
吉川英治 「剣難女難」
...あとの道のりは?」心に怪しみながら周瑜がたずねると...
吉川英治 「三国志」
...事は急だし、道のりはある...
吉川英治 「三国志」
...またこれからの道のりなどを考えていた楊志が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そしてすぐに、報告だけをしておいて、二人はまた捕縄供養の席へ、出直すつもりだったが、短い道のりを、駕で飛ばしている間に、耀蔵は頭がふらふらとして来るし、八弥は、薄黒くあせた唇を噛みしめて、意識さえ、あやしくなる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??