...かなりの道のりであつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼は無上の光栄に感激(かんげき)しながらいつも春琴の小さな掌(てのひら)を己(おの)れの掌の中に収めて十丁の道のりを春松検校の家に行き稽古の済むのを待って再び連れて戻(もど)るのであったが途中春琴はめったに口を利いたことがなく...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...それでも相当の道のりを来たように滋幹は感じた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...一日がかりの道のりだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...途中で道のりの遠いことを考えだすと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...灸點師の家までは中々の道のりである...
林芙美子 「玄關の手帖」
...王座までの道のりは...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...二人がそれまでに辿つて来た道のりの八倍もあつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...レッジポイントへは大した道のりじゃなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...かなりな道のりを歩いて行かなければならないことであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...らくに帰れる道のりなので...
吉川英治 「三国志」
...幾らの道のりもない...
吉川英治 「三国志」
...あとの道のりは?」心に怪しみながら周瑜がたずねると...
吉川英治 「三国志」
...道のりなどは」「しかし敵もふかく企んだ計略...
吉川英治 「私本太平記」
...「ここから宗像(むなかた)までは道のりどれほどあろうかな」「途中...
吉川英治 「私本太平記」
...五日かかる道のりのある小太郎山へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「まだあと幾日の道のりか?」行くての山...
吉川英治 「新・水滸伝」
...道のりはずっと捗(はか)どる...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索