...佐助もお嬢様が話しかけて来ない限りは黙々(もくもく)としてただ過ちのないように気を配った...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...だからして私は決して過ち得ないことが歸結するやうに思はれたのでなければ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...将(はた)また京師の一条も幕府最初の思い過ちにて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かなり多くの過ちも許してやっていいわけだよ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...過ち火を出しても手鎖(てぐさり)五十日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一たんの過ちから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何も知らずに……まさに私の過ちでした」学生はその天分を遺憾なく発揮して...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...聖賢は過ちを二度繰り返さないと申しますが...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...それが過ちの初めでした...
松永延造 「職工と微笑」
...その過ちを彼はたくみに蔽い...
室生犀星 「陶古の女人」
...何か一つ過ちをおかせばすぐにこれを認め...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々が過ちを犯そうと欲するであろう故に過ちを犯すであろうことまでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...過ちて石に蹶(つまず)き転び落ちて...
柳田国男 「山の人生」
...下院が絶対に過ちを犯すことなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...これまで深入りして来たのは大なる過ちであった...
吉川英治 「三国志」
...「朕(ちん)一代の過ちであった...
吉川英治 「三国志」
...かりそめにも軍令状に過ちのあるはずはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...多大な過ちがありました」「しかし...
吉川英治 「親鸞」
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