...この過ちを避くるの道を講ぜなくてはならぬと信ずる...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...人各人の長を敬せざるは過ちなり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...なんで過ちに栓が抜けるようなへまをやりますか...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...私がこれを正しく使用するときにも過ち得るやうなものとして私に與へなかつた筈である...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...将(はた)また京師の一条も幕府最初の思い過ちにて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一言」「はい」「実は――過ちながら...
直木三十五 「南国太平記」
...如何にせんこの妓心ざま素直(すなお)にて唯我に事(つか)へて過ちあらんことをのみ憂(うれ)ふるを...
永井荷風 「矢はずぐさ」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...罪を犯さぬつもりでゐる過ちのない傲慢な者より救はれ易いと云ふ意味が罪その物を肯定する教と見做(みな)された事も当然な事であつたが...
長與善郎 「青銅の基督」
...「誰だ、吹矢を捨てたのは」と言ったところで、もう後の祭り、故意か過ちか、とにかく、又左衛門に大怪我をさした当人が、後の祟(たた)りを恐れて隠してしまったことだけは確かです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主君をここへお誘いしたのは、拙者一代の過ち、――これは吉住氏の落度ではない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こめかみへ吹矢が突っ立っていたんだってネ」「過ちで落ちるような太夫じゃないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを避けんがために過ちを柱に帰して暫(しばら)くこれを慰むることならんといえども...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...過ちを素早く修正し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...合掌して過ちを悔い...
南方熊楠 「十二支考」
...我々の徳行そのものすら過ちにおちやすく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君子の過ちに似た事を起して...
吉川英治 「河豚」
...過ちを弐(ふた)たびせざりしが...
和辻哲郎 「孔子」
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