...藤岡は断じて辣腕家(らつわんか)にあらず...
芥川龍之介 「学校友だち」
...断じて許さうとは思はない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...断じて部屋は間違っていない...
海野十三 「蠅男」
...厭世自殺などするような女では断じてありませんが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...断じて八が岳では...
太宰治 「八十八夜」
...□酒好きが酒そのものに執することに罪はない、笑つて許せる、しかし酒をのむ方法手段が卑しくなるのは彼といふ人間の堕落だ、断じて許せない...
種田山頭火 「其中日記」
...――あなたはいつモウソンの所へいらっしゃいますか?」「月曜日です」「ハッハッ!――あなたはあそこへは断じていらっしゃいませんよ...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...内閣は断じて其の議を賛するを得ずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...断じて押しの利かないことはないということの信用を...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくてどんな点でも間抜けと見えない芸術家があつたら断じて妙なことだ...
中原中也 「芸術論覚え書」
...その名の様に川などには断じてなれさうもないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...村田懋麿(しげまろ)氏の『鮮満植物字彙』にもこの誤りを敢てしている)そのものでは断じてない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...断じて渡すことは相成らん...
吉川英治 「剣難女難」
...断じてご無用です...
吉川英治 「三国志」
...「断じてそういはござらん」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...断じて免(ゆる)す彼ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...悠(ゆる)やかに観るわけには断じて相成りませぬ」「…………」勝家...
吉川英治 「新書太閤記」
...お取り上げは、断じて、相成らぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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