...芝居を見、酒を飮み、遊宴歡語し、旅行をする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此の如き醉歌と遊宴との生活に始めて陰影を投じたものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...フランシスの遊宴と醉歌との生活には...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...夜を徹しての御遊宴もめづらしくは無く...
太宰治 「右大臣実朝」
...ただまえに挙げた『増(ます)かがみ』のものがたりをあたまにおいてかまくらの初期ごろにここで当年の大宮人(おおみやびと)たちが四季おりおりの遊宴をもよおしたあとかとおもうと一木一石にもそぞろにこころがうごかされる...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...一晝夜の遊宴つねよりも悪行いやましにけり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...即ち大名屋敷あるひは青楼の大広間に男女(だんじょ)打集(うちつど)ひて遊宴せるさままたは人形芝居を見る処なぞを描きたるものにて...
永井荷風 「江戸芸術論」
...国貞は美貌の侍女(じじょ)貴公子が遊宴の状(じょう)によりて台(だいしゃ)庭園(ていえん)の美と衣裳什器(じゅうき)の繊巧とを描出(えがきいだ)して人心を恍惚(こうこつ)たらしめ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...時節がら新年を初め官吏どもの遊宴には兎と蕗の薹ばかり用いさせたら大分の物入りが違うだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...此より日々招宴遊宴等がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは遊宴の用に供し得るからに過ぎぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...しばしば貴人紳商の遊宴に使われる繁昌な店であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...犬好き、遊宴好き、田楽狂の執権が、彼を愛した所以(ゆえん)は、おそらく彼の田楽役者的な頓才や諂(へつら)いではなかったか...
吉川英治 「私本太平記」
...会後の婆娑羅(ばさら)な無礼講の遊宴も...
吉川英治 「私本太平記」
...例の遊宴に阿呆を尽して...
吉川英治 「私本太平記」
...遊宴の支度なしてある...
吉川英治 「私本太平記」
...高時がよく大遊宴につかう華雲殿(げうんでん)がある...
吉川英治 「私本太平記」
...「御遊宴のさなか...
吉川英治 「平の将門」
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