...彼は遊人だから、いつもどこかに遊びに行っている...
...遊人のような生活をすることが私の夢だ...
...遊人たちが集まる居酒屋に行ってみたい...
...小説の主人公は遊人で、自由気ままに旅をしている...
...彼女の父親は遊人で、しばしば家に帰ってこなかった...
...即ちパリの遊人等の惰弱なお上品に対して...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...斯く遊人に撞かせて錢を取らざるは...
大町桂月 「白河の七日」
...朝まだ早ければ、遊人未だ出でず、香氣獨り山海の間に滿てり...
大町桂月 「杉田の一夜」
...こゝの主人公は苦労人といふよりも磨かれた人間だ、角力取、遊人、世話役、親方、等々の境地をくゞつてきて本来の自己を造りあげた人だ、強くて親切だ、大胆であつて、しかも細心を失はない、木賃宿は妻君の内職で、彼は興行に関係してゐる、話す事も行ふ事も平々凡々の要領を得てゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...時々若い遊人(あそびにん)などを近(ちかづ)けたと云う噂のある隠居は...
徳田秋声 「あらくれ」
...遊人と云う者も東京に往ったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もとより遊人(いうじん)の影も無く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...八の遊人風の人であった...
直木三十五 「南国太平記」
...近所の遊人らしい男が大勢集っている...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...すっかり遊人風になり金がなくなると...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...遊人それを徳とし...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...幾多の遊人の魂をゆるがすに...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...腕まくりしていた遊人の一人が...
火野葦平 「花と龍」
...遊人体の男が二三人...
火野葦平 「花と龍」
...四五人の抜刀した遊人体(あそびにんてい)の男たちから...
火野葦平 「花と龍」
...その時茶店の軒へ駆け込んで雨を避ける二人連(づれ)の遊人体(あそびにんてい)の男がある...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...ずいぶん気障(きざ)な好みで遊人や安芸人...
山本笑月 「明治世相百話」
...遊人始識竜沙路...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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