...幕の上で遇うだけなんでしょう...
芥川龍之介 「片恋」
...恐しい目に遇うのって...
芥川龍之介 「妖婆」
...いろいろの批評や駁撃(ばくげき)に遇うことになった...
有島武郎 「片信」
...他の人だって同じようにつまらない目には遇うまいとしているに違いないんですからね...
伊藤野枝 「転機」
...夜中この狂人に遇うと...
井上円了 「おばけの正体」
...日耳曼(ゲルマン)という強い力に出遇うて止まってしまった...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...それで諺(ことわざ)に「堅い石でも醉人(よつぱらい)に遇うと逃げる」というのです...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...昆虫の幼虫などには自分より強い敵に出遇うたときに虚喝(きょかつ)をもってこれを追い退ける者がある...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...猛獣の襲撃に遇うおそれが多いゆえ...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...九 また新治の地なる者暴雨流潦の経る所に遇うがごとし――又如三新治地着遇二暴雨流潦之所一レ経...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...その夢に数年前になくなった舅が来て『明日自分は非常に危険な目に遇うから...
小泉八雲 田部隆次訳 「雉子のはなし」
...雪子ちゃんの縁談と云うと何か不吉な前兆に遇うことがしばしばであるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...桔梗の方に劣らぬ美女には今後も出遇うことがあろうけれども...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...もちろん、敵もあれば、心肝も摧く、謀略にも遇う...
中井正一 「国会図書館の窓から」
...ひどい目に遇うぞよ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...様々な出来事に出遇うであろうことを空想し構想し得るのがこの上もなく愉快であった...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...こんな風に遇(あ)う者も遇う者も皆姫を気違いか馬鹿扱いにして...
夢野久作 「白髪小僧」
...こういう目に遇うのがオチだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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