...彼は警察から逸出し、まだ行方不明です...
...関門海峡から逸出する巨大タコの噂が広まっている...
...その役者は逸出するほどの演技力を持っている...
...安全に逸出するためには、適切な脱出ルートを確保する必要がある...
...漏水が起こったら、水が逸出する前に迅速に対処する必要がある...
...何(なん)とか云ふ独逸出来(ドイツでき)の本に...
芥川龍之介 「支那の画」
...中心体の引力の余り利かなくなるほど遠い範囲に逸出してしまう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...また一方高速度な分子の逸出のために空間に向かって飛散する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...他方ではまた星雲ガス中で最大速度を有する分子がこのガス団塊から逸出し...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...卓然として名利の※より逸出せる博士の人格は...
大町桂月 「小日向臺」
...蓋(けだ)し苟(いやしく)も我が国土に脚を托(たく)するものにして誰れか能(よ)く国民性の圏外に逸出するものあらんや...
綱島梁川 「国民性と文学」
...後代の浮世絵の失敗の原因はこの領域を無理解に逸出した事にありはしないだろうか...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...それは技巧が跳躍して科学的真の圏外に逸出するためである...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...今の私の立場から見るとあまりに現在の科学の領域を逸出した問題である事はやむを得ない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...遂にはその目的すら教化の外に逸出し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もしくは物象から逸出するや否や...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
...煌々と照らされて電子を逸出する作用を論じ...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...お庭先の舞台の方へ逸出してしまいましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...はるかな天空さして逸出してゆく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...周密なる観察から得た材料を綜合(そうごう)して見ると鼠賊(そぞく)の逸出(いっしゅつ)するのには三つの行路がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...またそれからその種子が逸出して半野生の状態となっている処もある...
牧野富太郎 「植物記」
...」此「而」の字の中の縦線二条が右辺(いうへん)に逸出(いつしゆつ)してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...基督教の圈外に逸出して...
森鴎外 「古い手帳から」
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