...これを進めることが出來るのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...推理を今後の過程に進めるに当って最も興味深い存在をなすものは...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...いずれともにさらに研究を進めるのが理科的精神で...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...どういう方向に研究を進めるのかと私が尋ねたら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今後の文化は矢張り今日までのヒューマニズムを包括してその dry hardness なる文化形態を進めることが出来よう...
戸坂潤 「読書法」
...話を進めるわけにもゆかず...
豊島与志雄 「旅だち」
...けっして話を先へ進める気になれないのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それが一歩を進めると...
新渡戸稲造 「自警録」
...それによって仕事を進めるうち...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...あなたがいなくなれば、問題は、急転直下します」「問題を、進めるごと、解決するごと、おれが、努力する」「そんなことは、信用しません」「そんなら、どげしたら、ええんじゃ? お前の気のすむごと、おれは、する」金五郎は、ちょっと、考えるようにした...
火野葦平 「花と龍」
...本来の順序で探求を進めることも可能であったならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...モウ一歩進めると藩主に対して薄情不忠な奴だと云うまでになって来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...法治力が弱い国なら無法犯罪道を突き進めるが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...自分の娘を源氏の妻に進めることは不名誉なことであるはずもない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「天性の良い傾向がその整然たる歩みを進めるあの容易で安楽でなだらかな道は決して真の徳ではない」ということを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この茶の道を正しく進めるために...
柳宗悦 「四十年の回想」
...かように行きなり放題に筆を進める気になったのです...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...師直から出す執事令(しつじれい)をぬかりなく進めることに努(つと)めさせた...
吉川英治 「私本太平記」
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