...その声の止め度もなく連続するフォルチシモの物凄い通りに...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...同様な部類に属するのは「ほかほかと……いぼいいで」に次いで「ほろほろ……こぼるる」の来るような擬音的重畳形容詞の連続する例である...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...理論甲―乙も(問題甲―乙も)歴史的に連続する...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...言語の比較研究が彼に於ては直ちに古典芸術の理解や歴史記述の問題に連続するのであるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併し茲に於ては自然は直ちに実践に、即ち歴史に(歴史の性格は、その実践性にあった)、連続する...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...それが文字通りに十年一日の如く連続する...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...カットとカットを連続するのは...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...二次元的な「図式空間」が時間の中に連続することから...
中井正一 「美学入門」
...この「図式空間」と「図式空間」の「切断」を連続するのは観客大衆のみずからの「感情」なのである...
中井正一 「美学入門」
...感情の原理は力学的な「切断を連続する」意味で...
中井正一 「美学入門」
...流動している現実を連続するのは一瞬一瞬の見ることの...
中井正一 「「見ること」の意味」
...連続する「時」を分割する一点である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...そうしてこの意識が連続する...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...思考の連続する進行に違いないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかし塩原を流れる箒川の場合はこれを色即是空 空即是色と四書の連続する快い響きの代りに途方もない乱調子が続いて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十も二十も連続するのが彼の癖だつた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...下に連続する句法となさば何の面白味も無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...太い低音の連続する笛の音が聞えて来た...
横光利一 「欧洲紀行」
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