...極めて単純な一労作を反覆連続することを務めとせねばならぬ...
石川三四郎 「社会的分業論」
...同様な部類に属するのは「ほかほかと……いぼいいで」に次いで「ほろほろ……こぼるる」の来るような擬音的重畳形容詞の連続する例である...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これは連続する場合もあり...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...なおはなはだ僅少にしてこの二府の間に動物のごとく肉の連続するの場合において...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そしてその数学の基礎的部分は哲学的世界観――例えば無限概念――へ連続する(直観主義と公理主義との対立を思い起こせ)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併し茲に於ては自然は直ちに実践に、即ち歴史に(歴史の性格は、その実践性にあった)、連続する...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...それが文字通りに十年一日の如く連続する...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...この切断の断面を連続するのは...
中井正一 「美学入門」
...二次元的な「図式空間」が時間の中に連続することから...
中井正一 「美学入門」
...ここにおいて隅田堤の桜花は始て木母寺(もくぼじ)の辺より三囲堤に至るまで連続することになったという...
永井荷風 「向嶋」
...紙上を埋めるほど頻々(ひんぴん)として連続するものではない...
永井荷風 「裸体談義」
...まったくこの薙の連続する「七谷越え」と呼ばれるあたりは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...連続する「時」を分割する一点である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...そうしてこの意識が連続する...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...思考の連続する進行が産み出されるのか...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかし塩原を流れる箒川の場合はこれを色即是空 空即是色と四書の連続する快い響きの代りに途方もない乱調子が続いて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二つの松川が、地形図の上で黙示するすばらしい岩壁(フルー)、連続する瀑布、三角州(デルタ)のような広い磧(かわら)、塗りつぶしたような奥深い原始林などによってわれわれを妖(あや)しくひきつけてからどのくらい日がたったことであろう...
細井吉造 「二つの松川」
...太い低音の連続する笛の音が聞えて来た...
横光利一 「欧洲紀行」
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